日経ビジネスオンラインはキワモノ雑誌

今まで日経ビジネスオンラインは、英国『エコノミスト』誌に比肩する経済誌、あるいは控え目に見ても、米『ビジネスウィーク』誌と同程度の情報誌だと思っていたが、どうやらそうでもないらしいことが分かってきた。
どちらかといえば、スポーツ新聞に近い、必ずしもウラは取れていないけれど、一般大衆の耳目を引くセンセーショナルなネタや意見を提供する媒体だということが、最近やっと分かってきた。
というのは、とにかく執筆者や記者の質が、日本最大の経済専門紙の抱える雑誌のオンライン版の割に、とにかく低すぎる。
日本の社会制度についての基本的な知識や、ネットで少し調べれば分かるようなことを、平気で間違える上に訂正とお詫びさえしない傲慢さ。
この最低限の基準を満たしているのは、最近の日経ビジネスオンラインの書き手では、小田嶋隆氏や伊東乾氏ぐらいだと感じる。
サラリーマンからコンサルタント、あるいは独立して起業、といった経歴の書き手は、御自身の専門外の事については、驚くほど議論が粗雑だったりする。
おそらく日本企業で成功す方々は、本業以外の勉強に割く時間もないほどワーカホリックで、専門バカになってしまう運命なのだろう。
逆に言えば、本業以外の勉強が出来るくらい、日々の仕事を余裕をもってやっているタイプの会社員は、日本の企業組織では評価されず、結果として出世もせず、日経ビジネスオンラインのようなメジャーな媒体の執筆機会も与えられないというだけのことだ。
そういうわけで、日経ビジネスオンラインは、ごく一部の書き手の記事を例外として、飽くまでネタとして読む限りにおいて意味があるというふうに、考えを改めなければと、考えた次第だ。