ビビアン・スーは日本の芸能界に再適応できるか?

今日も日本復帰したビビアン・スーが日本テレビに出るからというので、『DON!』を見ていたのだが、やっぱり「違う」と思わざるをえなかった。
中華圏では35歳にもなれば、立派な大人なんだから、芸能人であっても、ひとかどの人物として振る舞わなければいけないのだろう。だから今日の『DON!』でも、ビビアンは南野陽子の美容の話に、逐一自分の意見を付け加えていた。

ところが日本では、こと芸能人に対しては、立派な意見を言う見識など求められていない。女性の場合は特にだ。残念ながらそれが動かしがたい事実である。
なので、ビビアンが無事に日本に復帰しようとするなら、昨日約10分間だけ出演していた『PON!』(日テレの情報番組のタイトルのつけ方は安直すぎる)のように、「天然ボケのカワイイ愛玩動物」役に徹するのが正しい。
欧米人ではなくアジア人なら、なおさら日本のテレビでは自己主張しない方が、視聴者の反感を買わないに決まっている。
ところが、ビビアン・スーの後ろには、何千万という中華圏のファンがいる。日本でブラックビスケッツのメンバーとして活躍し、台湾にもどった後のビビアン・スーを、中華圏のトップスターに押し上げた、中華圏のファンたちだ。
昨日、ツイッター(Twitter)に似た中国大陸のマイクロブログ「新浪微博」で、ビビアン・スーは中華圏のファンに対して、こう呼びかけていた。
7年沒上日本節目、粉緊張…雖然日文講的不完美,但是絕對不會給你們丟臉的
7年も日本の番組に出てないから、すごく緊張…日本語は完璧に話せないけど、絶対みんなに恥をかかせないよ
(2010/08/30 15:46ビビアン・スーの新浪微博より引用)
ビビアン・スーは中華圏のファンたちに恥をかかせないように、日本で35歳の女優に恥ない、ひとかどの人物としての振る舞いをしようとしている。
(※ちなみに「新浪微博」でビビアン・スーをフォローしている人数は2010/08/31時点で1,438,710人という、日本の人気ツイッター・アカウントと比較にならない数だ。中国大陸のネットユーザーは既に米国を超えたとされるので、当然と言えば当然だが)
ところが、日本に復帰したビビアン・スーに、日本の視聴者が求めているものは、そんなものではない。13年前のブラックビスケッツのときと同じような、不器用な日本語がカワイイ、天然ボケキャラのビビアンなのだ。
日本の芸能界は、35歳どころか、浅田美代子しかり、50歳を超えても、十分、天然ボケが愛される世界で、そこが中華圏の芸能界とは決定的に違うところだ。
7年も日本の芸能界から離れていたビビアン・スーは、勘を取りもどして日本の芸能界に再適応できるだろうか。それとも中華圏の芸能界のやり方を引きずったまま行って、鳴かず飛ばずで中華圏に帰っていくだろうか。
いずれにせよ、お笑い番組好きで、ブラックビスケッツを懐かしく思い出す日本人の一人としては、ビビアン・スーの今後の日本での動向から目が離せない。

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