ツイッター(Twitter)のAPIエラーは当分なくなりそうにない

ツイッター(Twitter)をお使いの方は、先週ごろからエラーが出まくっていると思う。これはTwitter APIの技術者が処理能力をカットしているからだ。
Twitter APIというのは、Twitterの利用者のつぶやきや、誰が誰をフォローしているかなどの情報を、外部のプログラムから取り出せるように、ツイッター社が全世界に公開している「データの取出し口」のようなものだ。
携帯電話やiPhone、パソコンのHootSuiteというサイトなど、ツイッター本家のページ以外からツイッターを楽しんでいる人は、つねにこのTwitter APIを使っていることになる。
ところが全世界的にツイッターの利用者と、つぶやきが増えるにしたがって、ツイッター本家のページが、有名なクジラの絵を表示して、たびたび使用不能になるようになった。
そこで先週ごろからTwitter APIを開発・運用している技術者が、APIの処理能力(「APIレート」と言う)を意図的に落としている。それに関するTwitter API技術者の説明を日本語訳してみた。2010/06/30 02:33の書き込みだ。
以下を読むと、Twitter APIの技術者が、ツイッター本体の可用性について、無言のうちに、全責任をツイッター・サービス本体の技術者チームに押しつけていることがわかる。
ツイッター本体の可用性についてはhttp://twitter.com/supportをフォローすれば分かる。
残念ながら、当分、ツイッターがAPIエラーを出しまくる状態は改善されなさそうだ。
だからこそ、CGMマーケティング社のように、企業が意図的にツイッターに集中的に負荷をかけるような、バカげたイベントをするべきではない。
原文はこちら(グーグル・グループの「ツイッター開発トーク」掲示板)
「みなさんこんにちは。
私たちは先週APIレートの上限を随時変更し、皆さんの多くが気づいたと思います。私たちは様々な技術を使い、処理能力の問題に対処すべく改善をつづけています。APIレートの上限を減らすことは、私たちが使った最初で唯一の方法ではなく、できれば避けたかった方法です。しかし、ツイッターの不可を減らし、ツイッターのサービスができるだけ多くの利用者に使えるようにするために、より効果的な方法でもあります。
サービスを維持するために、私たちはレートの初期値を(350から)175に下げました。
こうして上限を引き下げても、私たしはまだ、たびたび処理要求の許容量を随時変更する必要があります。今日もそうする必要がありました。これらの状況については、http://status.twitter.comにアクセスし、@twitterapiをフォローすると、最新情報を入手できます。
私たちはみんな同じ船に乗っており、ツイッターも自分自身のサービスのためにAPIを使っているので、私たちもこれら上限の引き下げを体感しています。携帯端末や携帯サイトのためのツイッターも、すべてこの変更の影響をうけています。しかし私たちは出来るだけ多くの利用者にツイッターのサイトとAPIが使えるようにするために、こうする必要があるのです。全員のサービスを停止させたくないからです。
随時レートの上限を変更することについて、またいくつかご質問があることは分かっていますので、http://dev.twitter.com/pages/rate_limiting_faqこちらのページの『よくある質問集』にまとめてあります。皆さんの質問の答えになっていればと思います。
ご協力に感謝します。」
次に、『よくある質問集』を日本語訳してみよう。
「レート制限に関するよくある質問集
Q.なぜツイッター社はAPIレートの随時変更を始める時期として、ワールドカップ2010を選んだのですか?
A.twitter.comへやって来る通信の約75%がAPI経由です。レートを制御すること。これはつまり、ツイッターのサービスを元に戻す最善のチャンスは、APIの読み取り負荷の切り下げだということです。
(訳注:これははっきり言って、何の回答にもなっていない)
Q.レート上限を随時変更することで、APIの利用者全員が影響を受けますか?
A.レート上限が変更されると、API利用者全員がそれを体感します。ホワイトリスト・アカウントもツイッター自身も含まれます。携帯端末やm.twitter.comも含まれます。私たち自身も含めて、API利用者の誰も差別していませんし、優先順位もつけていません。
Q.私はホワイトリスト・アカウントを持っているのに、非常に小さなレート上限までしか使えません。
A.APIの利用者全員の公平を期すために、アプリケーションや利用者の割当量に応じて、レート上限を削減しており、リクエスト数を固定はしていません。
Q.上限が変更される前に、何らかの警告が出されますか?
A.私たちはレートの上限を下げたくありませんし、できるだけ避けようとしています。しかしツイッター自身は何の告知もなく過負荷になります。こうなると、レート上限を調節する前に、私たちはあらゆることをやってみます。
サービスの復旧は迅速に行わなければいけませんので、レート上限を下げる必要が出てきたとすれば、ただそうするしかありません。あなたはリクエストがまだ処理されずに残っているのに、レートが制限されたことに気づくこともあるでしょう。
(訳注:なぜ「警告は出せません」とはっきり答えないのだろう)
Q.このレート制限はいつまで続くのですか?
A.私たちはレートを制限したとき、何が起こるかをモニタリングしており、必要に応じてさらにレートを下げます。もしより健全な状態になれば、初期の制限値まで少しずつレート制限を増やすかどうかを調査します。
今のところ初期の制限値は350から175に下げてあります。初期の制限値を変更する場合は、みなさん全員に告知します。
(訳注:これも回答になっていない。レート制限をいつまで続けるか、つまりツイッター自体の処理能力を、いつごろ増強する予定なのかについて、まったく答えていない)
Q.レート上限がリセットされた時は、何が起こりますか?
A.レート上限はリセット時まで、私たちがどんな変更を行っても、それまでと同じ値にとどまります。
(訳注:これも全く回答になっていない。リセット時に達するまでのことを質問しているのではなく、リセットされた後のことを質問しているのだ)」
以下は、技術的にレート上限値をチェックする方法についての質問なので割愛する。要約すると、リクエストに対するレスポンスの中に、上限値が埋め込まれてテキストで返されるだけだ。