コカ・コーラ「い・ろ・は・す」の超偽善的「エコ」マーケティング

「い・ろ・は・す」という天然水を最近コカ・コーラ売っているが、何がエコなのか僕にはさっぱり分からない。
Ilohas20100620
まず一点め。ペットボトルの最もエコな利用法は、中身を飲み終わった後、きれいに洗って、容器として再利用することであって、捨てることではない。
僕は天然水のペットボトルは、何度も洗って再利用し、浄水器でろ過した水道水を詰めて持ち歩くようにしている。そうすれば、お金の節約にもなるし、新たにペットボトルを消費することもない。
したがって、「しぼって捨てられる」という「い・ろ・は・す」の売りは、ペットボトルの消費を促している点で、逆に環境を破壊する製品である。
二点め。「い・ろ・は・す」のペットボトルは、従来のペットボトルよりも石油由来の素材が少なく、植物由来の素材が多いらしい。したがって石油への依存が減らせるのでエコだと主張している。
しかし、イヤというほどテレビで「い・ろ・は・す」の宣伝を見せられて、「い・ろ・は・す」を買うことがエコだと洗脳された愚かな日本人が、より多くの「い・ろ・は・す」を購入し、「い・ろ・は・す」が売れれば売れるほど、結局、石油の消費量は増える。
しかも、それだけ「い・ろ・は・す」のペットボトルの原料となる植物を刈り取ることになり、その植物が吸収できたはずの二酸化炭素の量を、増やすことになる。(二酸化炭素が地球温暖化の原因かどうかもあやしいが)
また、日本で消費される石油のうち、ペットボトルに使われる割合は、おそらく無視できるほど少ないはずだ。石油の大部分が燃料として使われ、樹脂製品に使われるうち、大半が工業用の樹脂部材のはずだ。
「い・ろ・は・す」をより多く購入して、日本の石油依存度を減らせるかと言えば、間違いなく焼け石に水で、ほとんど効果がない。
結局、コカ・コーラが天然水を売るための口実として、ほとんど実質的効果がないにもかかわらず「エコ」を持ち出しているだけで、マーケティングとしては偽善である。
こんな偽善的なマーケティングにまんまと騙され、「い・ろ・は・す」の環境シンポジウムなんぞに参加した若者は、残念ながら衆愚の典型ということになる。
これも日本人のメディア・リテラシーがいかに低いか、つまり、日本人が、いかにテレビに簡単に洗脳されてしまうか、ということの事例の一つである。