Baidu Type:中国「Baidu(百度)」の日本語入力システムは信用できない

この「愛と苦悩の日記」で、日本進出した中国の検索エンジン「Baidu(百度)」の日本語入力システム「Baidu Type」が面白いと紹介した。

ただ残念だが、皆さんに積極的に利用をお薦めできない事情に出くわしたのでご報告する。それは本国、中国の「Baidu(百度)」の掲示板サービスで僕が味わっているイヤな経験だ。
少し前に、中国の「Baidu(百度)」の掲示板どうしの合併を管理している管理者が、官僚的でどうしようもないということを書いた。
「中国の検索サイト「Baidu(百度)」掲示板管理人の官僚主義的腐敗」
これを書いたのが2010/05/01だが、先週、突然、僕の中国「Baidu(百度)」のユーザIDで掲示板に書き込みをしようとすると、「您的帐号由于违规操作而被封,目前无权限进行该操作(あなたのユーザIDは操作規則違反のため封鎖されており、この操作を行う権限がありません)」というメッセージが表示され、全く書き込めなくなってしまった。
おそらく上記の「官僚主義的」な掲示板合併管理人に、批判的なメッセージを送ったので、彼が裏で手を回して僕のユーザIDを封鎖したのだと思われる。
それをalanファンの中国人にツイッターで愚痴ったら、「よくあることだよ。新しいユーザIDを作ればいい」と教えてくれた。
なるほどと思って、別のメールアドレスを使って新しいユーザIDを作成した。お陰で再びalanや鬼束ちひろの掲示板に書き込めるようになった。
…と思ったのもつかの間、2日後にはその新しいIDも使えなくなってしまった。しかも今度は警告メッセージも表示されない。
掲示板に何度書き込んでも、掲示板のスレッドの最終更新日時は更新されるのに、自分が書き込んだはずの内容が自動的に削除されているのだ。
厳密に言うと、書き込んだ直後、数十秒間は閲覧できるのだが、数十秒後には自動的に削除されている。
たしかに僕が新たに作ったユーザIDは、最初のユーザIDとよく似たつづりだし、使ったメールアドレスも、最初に作ったときとよく似たメールアドレスだ。
それにしても、中国の「Baidu(百度)」の掲示板システムは、確実にユーザを一人ひとり特定していると思われる。
Cookieを利用しているなら、掲示板に書き込むたびに削除すればいいだけだが、いちいちそんなことをするのは面倒だ。IPアドレスや「Baidu(百度)」内の行動パターンで特定している可能性もある。
ここまでしつこく「監視」されると、中国好きの僕でもさすがに「Baidu(百度)」のシステムを使うのは気持ち悪くなってくる。
こういう経験をしたので、皆さんにも百度の日本語入力システムが、ネット経由で「Baidu(百度)」に対してどのような情報を送信しているか、どこまで信頼できるか、残念ながら分からないとしか言えない。
「Baidu(百度)」も日本進出するなら、本国の「Baidu(百度)」を使っている日本人ユーザに、このような「監視国家」のような、気味の悪い印象を与えない方がビジネスのためだと思うのだが…。
不安になった方は、今すぐ「Baidu(百度)」の日本語入力システム「Baidu Type」をアンインストールしよう。