薬のネット販売がダメな理由と、「登録販売者」制度というアリバイ

薬のネット販売が禁止されて、なぜタバコの非対面販売や、お酒のネット販売が許可されているのか。
それは厚労省と日本薬剤師会がつるんで、薬剤師の職場を守る利権構造があるからだということを、先日ここに書いた。
この件で読者の方から、改正薬事法で新たに作られた「登録販売者」という資格ができており、都道府県の試験に合格すれば取得できることを教えて頂いた。
そして登録販売者がいれば、ドラッグストアは第二類医薬品を販売できるのだが、薬剤師に比べて登録販売者は有資格者でありながら、だいたい月収12万円以下という、ひどい安月給か、アルバイトとして時給で働かされるらしい。
そして、登録販売者試験が、医薬品の基礎知識さえ問わない欠陥試験であり、合格しても医薬品販売の職務を「誇りと自信を持ってすることができなくなった」として、千葉県在住の登録販売者の男性が、国と千葉県を相手取り、訴訟を起こしていることも教えて頂いた。
改正薬事法では、先日描いたケンコーコムとウェルネットによる、ネット販売についての違憲訴訟もあるが、この登録販売者試験の民事訴訟も起こっているとのことだ。
登録販売者を安い給料で雇って、薬剤師が足りない分のアリバイづくりをした上で、ネット販売を禁止するとは、厚労省と日本薬剤師会の利権構造は全くひどいものだ。
ちなみにウィキペディアによると、日本医師会、日本薬剤師会、歯科医師会の「三師会」は、戦後、「武見天皇」と呼ばれ、吉田茂と親戚関係にあった武見太郎なる人物に、25年間も独裁的に支配されていたらしい。
薬のネット販売の禁止というのは、戦後の「負の遺産」をいまだに日本が引きずっていることの現れだったわけだ。
日本って、皆さんが思っているより、ずっとヒドい国かもしれませんよ。