鬼束ちひろ『NINE DIRTS AND SNOW WHITE FLICKERS』の意味

鬼束ちひろの2008年のコンサートのタイトル「NINE DIRTS AND SNOW WHITE FLICKERS」について、僕の勝手な解釈を書いてみる。

「nine dirts」はデビューして9年間の、鬼束ちひろのキャリアのさまざまな出来事を、やや自虐的に「汚れ」にたとえたのではないかと思われる。
「snow white」は普通に読めば「白雪姫」。「snow white」と数字を組み合わせているのは、明らかに『白雪姫と七人の小人』(Snow White and the Seven Dwarfs)のもじりと思われる。
「dirts」と「snow white」のような対照的な意味の言葉をぶつけるのは、鬼束ちひろが歌詞の中でよく使う修辞法だ。
悩んだのが最後の「flickers」。最初は「明滅」という名詞の複数形だと理解したが、「flick」する人たち、という解釈もありうることに気づいた。
「flick」というのは、パッとはじき飛ばす感じの動作を意味する。
活動休止期間を経て、2008年になって久しぶりに本格的なコンサートを開いた鬼束ちひろは、9年間のあれこれを、雪のような白さに、あるいは、一度は毒リンゴを食べて眠ったが、息を吹き返した白雪姫のように、一度リセットして、パッとはじき飛ばすべく、新しいプロデューサー、新しいスタッフ、新しいバッキング・ミュージシャンとコンサートをやります!
そういった意味が「NINE DIRTS AND SNOW WHITE FLICKERS」に込められているのではないか、というのは、飽くまで僕の勝手な解釈。
※なお、鬼束ちひろについてツイッターでつぶやくときのハッシュタグは #onitsuka に決まりました。