4万円でパソコンを26型フルハイビジョン録画HDD内蔵テレビにする

4万円弱でパソコンを26型地デジ対応テレビに変身させようというお話。以前に一度書いたのだが、製品価格に変動があったので書き直す。
パソコンばかりに投資して、テレビの地デジ化がまだだったり、地デジ化はしたけれど、HDDレコーダーをまだ買っていないという、特に一人暮らしの方へ。
(※注:みなさんの家のアンテナが、すでに地デジ対応している前提で話を進める)

まずはUSB接続の外付け地デジチューナー、BUFFALOの「DT-H10/U2」を買おう。
家電量販店では7,800円くらいの値段だが、アマゾンなら送料無料で6,300円。アマゾンで買うしかないでしょ。
※自分のパソコンがこの製品に対応しているかどうかは、BUFFALOのこちらのソフトでかんたんにチェックできる。このソフトは解凍するだけでよく、インストール不要。
このバッファロー DT-H10/U2は、USBケーブルでパソコンから電源をとるので、配線はアンテナのケーブルと、USBケーブルだけ。ACアダプタが不要で配線もすっきり。
取付け設定も、付属のCD-ROMの案内にしたがい、この製品にアンテナケーブルを差し、この製品とパソコンをUSB接続するだけ。
バッファロー DT-H10/U2には「PCast TV for 地デジ Lite」というソフトが付いていて、CD-ROMの案内にしたがっていくと、勝手にインストールされる。
※なお「PCast TV for 地デジ Lite」は一部の常駐ソフトと相性が悪く、パソコンを起動するたびにDT-H10/U2のUSBケーブルを抜き差ししなければならないことがある。その場合は、「Windowsボタン」→「ファイル名を指定して実行」をクリックし、「msconfig」と入力して「OK」ボタンをクリックする。「システム構成」という画面が出てくるので、「スタートアップ」タブをクリックし、不要と思われる「スタートアップ項目」のチェックマークを外して、パソコンを再起動しよう。僕の場合はロジクールのウェブカメラの常駐ソフトを停止することで解決できた。
パソコンで別の作業をしながらテレビを見たければ、「PCast TV」の画面を小さくしておけばいい。音声はパソコンのサウンドボードから出るので、追加の買い物は不要だ。
ただし「PCast TV」を起動している間は、[PrintScreen]キーが効かなくなる。Windowsのキー操作自体をブロックして画面キャプチャーを防止する作りは、正直言ってお粗末だが、回避する方法があるので、後ほど説明する。
「PCast TV」の録画ボタンを押せば、パソコンのハードディスクにすぐに録画できるし、予約録画も可能。
しかし、録画した拡張子「~.TS」のファイルは暗号化されれており、そのパソコンの「PCast TV」でしか再生できない。
個人が録画した番組は、自分一人が見る限りコピーは許されるはずなので、録画したパソコンでしか再生できないという「PCast TV」の仕様は、明らかに行き過ぎである。ただ、これも回避方法があるので、後ほど説明する。

バッファロー DT-H10/U2には専用リモコン DT-OP-RCもある。
リモコンの受光部をパソコン本体にUSB接続するだけ。ドライバのインストールさえ必要ない。
これであなたのパソコンはHDD内蔵地デジ対応テレビになった。「PCast TV」を最大化し、画面上の任意の場所をクリックすると「PCast TV」の枠が消える。
パソコンから離れ、床にでも寝転がって、リモコンでチャンネルを換え、音量を調節し、「この場面ちょっと録画しておきたいな」と思ったら、リモコンの録画ボタンを押せば、ハードディスクに録画される。
あと、テレビを完全に不要にするには、画面の大きさだけだろう。
おすすめはLGの液晶ディスプレー「W2600V-PF」だ。

パソコン用の液晶モニタとしては普通の価格だが、これで25.5インチある。しかもHDMI端子付き。フルハイビジョン(1920×1080)対応。もちろん、あなたのパソコン内蔵のグラフィックス・カードが1920×1200に対応していればの話だが。
また、USB2.0ポートが4個ついており、電源供給型USBハブとしても利用できる。これが意外に便利。
以上であなたのパソコンは、ほぼ26型のフルハイビジョン対応HDD録画機能つき液晶テレビに変身した。合計で4万円弱だ。
実は、録画HDD内蔵26型「フル」ハイビジョン液晶テレビというものは存在しない。
日立Wooシリーズで「フル」ハイビジョンの録画機能内蔵液晶は37型からしかなく、10万円台だ。バッファローのHDDを外付けできる東芝REGZAでも「フル」ハイビジョン対応は37型からで、約85,000円。外付けHDDを買い足すと、やはり10万円になる。
なお、既存のテレビも地デジで使い続けたい場合、アンテナ線の分配器があればよい。地上波と衛星放送の電波を分ける「分波器」ではなく、単に電波を分岐させる「分配器」なのでご注意を。

アマゾンでさがしたところ、いちばん安くて信頼できるのが、左のアーヴェルの分配器だ。壁に差し込む部分がL字型なので使いやすい。

追加で、この分配器からパソコン用地デジチューナーまでのアンテナケーブルが必要になる。
この部分のアンテナケーブルも、右のプラネックス社製のような安いもので十分だ。このケーブルは安いのにネジ式で、抜けないように固定できる。
残るは、録画したテレビ番組の動画データを、「TS抜き」の裏技を使わずに、コピーフリーにする方法だが、項を改めて説明することにしたい。