『森のラブレターII』の中島美嘉可愛かったけど倉本聰は偽善的

TBS系で今日放送されていた『森のラブレターII』、中島美嘉さんのファッションがめっちゃ可愛くて良かった。倉本聰の説教はどうでもよかった。
倉本聰みたいな上流階級の人間は、そりゃ、富良野の自然の中で悠々自適の生活を送れるんだろうけど、中流階級・下層階級の庶民は、日々、温暖化ガスを出し、自然環境を破壊しなきゃ生きていけないんだよ。
極論すれば、倉本聰が本当に、地球の自然を守るのが最も大事で、人間が総体として自然を破壊することにしか貢献していないという認識なら、人間なんて皆殺しにするのが最適解なわけだ。
倉本聰は、地球から採掘できる石油の量が、富士山の容積の7分の1しか残っていないことを、人類の危機のように話していたけど、それなら富良野の自然の中で悠々自適の生活など送ってないで、日本から発展途上国に石油代替燃料の技術移転を働き掛けるためのロビイングでも、霞が関に行ってやって来たらどうかね。

いちいち倉本聰の偽善者ぶりが鼻につく番組だったが、中島美嘉がこの種の番組に出演することには、彼女のファンに対するメッセージとしての意味はある。
それは、「だから自然を大切にしよう」とか、「環境にやさしい生活をしよう」などといったメッセージではなく、「楽しく暮らす日常の少しの時間を割いて、考えるべき問題がこの世には存在する」という程度のメッセージだ。
そして中島美嘉が伝えるメッセージとしては、それで十分だと思う。
中島美嘉が「マイ箸」を使っても、大手コンビニチェーンは間伐材の代わりに竹を割り箸に使い、間伐材の割り箸が、間違って悪者扱いされたおかげで、日本の森林保全は一向に進まず、その副作用でスギ花粉のアレルギー患者を大量に産み出している。
それでも中島美嘉は「マイ箸」を使うことをやめないだろうけど、それでいい。
誰も中島美嘉に社会運動家になることなど期待していないのだから。
彼女は若い女性たちのファッション・リーダーとして、あるいはカリスマ的な存在そして、「楽しい日常の中で、ふと立ち止まって考えるべき問題がある」ということさえ、彼女のファンに伝えられれば、それで十分なのだ。
そして中島美嘉自身、この種の番組に出演した後、北海道の自然のすごさや、ロケの大変さについての個人的な感想しか書かず、問題提起めいたことを一切書いていないのも、まったく正しい。
つまり、中島美嘉は、自分がそんな「難しい社会問題」についてあれこれ言う立場でもないし、十分な知識もないし、資格もない、単なる一人のタレントであり歌手であるということを謙虚に自覚している。
その意味では、富良野でのんびり暮らしている倉本聰の方が、よほど偽善的だ。