大阪市、政令指定都市の街頭犯罪ワーストワン脱却はウソ

単身赴任で、ほぼ20年ぶりに出身地の大阪にもどってきて、「やっぱり大阪は公共マナーが悪いなぁ」と、たびたびここでも書いている。
一昨日も、大阪のオフィス街のど真ん中のマクドナルドで、昼食をとっていたが、相変わらず芸人みたいに「声を張る」のが、カッコイイと勘違いしている男子大学生の集団が、店全体に響くほどの大声でしゃべりまくり、親子連れは親子連れで、子供が奇声を発するのを放置していた。
その他にも、オフィス街で自転車に乗っている、男性・女性会社員の運転も乱暴だし、地下鉄、とくに堺筋線や中央線の駅の暗さ、汚さも目立つ。
たしかに、大阪は東京都心に比べて、圧倒的にガラが悪い。
有名な「割れ窓理論」が本当だとすれば、このガラの悪さ、地下鉄の駅の汚さなどは、街頭犯罪の件数に比例する。
それを裏付けるのが、全国の政令指定都市の街頭犯罪発生件数で、大阪市がワーストワンという事実だ。要は、やはり中心部の治安は悪いのだ。
今朝のニュースで、いくつかの街頭犯罪については、新市長(元ローカル局のアナウンサ)の取り組みで、政令指定都市ワーストワンの汚名を返上できそうだ、とあった。
それにしても以下の平成19年の街頭犯罪件数を見て欲しい。大阪市の資料からである。(人口はウィキペディアから孫引きした2009/11/01の推計人口)
大阪市  44,205件 2,663,096人
名古屋市 27,324件 2,258,767人
福岡市  18,461件 1,452,530人
東京23区 64,103件 8,806,037人
ちなみに、街頭犯罪とは、「ひったくり」「路上強盗」「自動車盗」「オートバイ盗」「自転車盗」「車上ねらい」「部品ねらい」「自販機ねらい」の8種だ。
この数字から、人口1,000人あたりの街頭犯罪件数を計算すると、こうなる。
大阪市  16.6件
名古屋市 12.1件
福岡市  12.7件
東京23区  7.3件
大阪の街頭犯罪の多さは、政令指定都市の中で圧倒的であることがわかる。東京と比べると、実に2倍以上だ。
大阪市長は、街頭犯罪ワーストワンを抜け出せたと、自分の成果のように発表したいのだろうが、人口当たりで比較しないと意味がない。
大阪市内で生まれ育った僕としては、とっても恥ずかしい事実なのだが、大阪市民の多くは、おそらく「そんな細かいこと言わんでもエエやん」と、思っているに違いない。