「ほめる」ことで業績を伸ばすのは、資本主義の堕落の最終形

先日NHKの『クローズアップ現代』を見ていたら、「ほめる」ことで業績を伸ばすことが、最近あちこちの企業ではやっているとか。
会社が儲けるためには、人間の善意まで搾取するのかと、悲しくなった。
高度な金融工学が作り出したバブルの崩壊が、ここ数年の不況を生みだしたと非難するのはいいけど、そこから会社を立て直すために、思ってもいない他人に対する褒め言葉まで利用するのは、資本主義の堕落の最終形、って感じがする。
何が、ほめることで業績を伸ばすだ。会社が、そんなキレイごとで回るわけがない。
最近、柴田淳や鬼束ちひろのニューアルバムのデイリーチャートをフォローしているせいで、オリコンのウェブサイトを毎日見ている。
それで、右の方にある「人材紹介会社」の満足度ランキングというのが、イヤでも目に入ってくる。
クリックしたくなくても、思わずクリックしてしまう。以前、僕が働いていた会社「パ○ナ○ャ○ア」のランクは、はるか下方。
僕が在籍していたころ、顧客満足度を上げるにはどうすればいいか、経営陣が真剣に議論をしていた。
しかし、僕の古参の部下の一人が、僕にマネージャの資質がないと社長に直訴して会社を自己都合退職し、結果、僕も退職せざるを得なくなった。
そうやって僕を会社から追い出すことに成功したその部下は、僕の転職後、その会社に戻っているらしい。
このことは、下記のリンク先を読めばわかる。
「業務ありきでのシステム導入というスタンス・事業ベクトルを共有することが成功への第一歩」(株式会社ブレイン・ラボのウェブサイトより)
この対談に登場する某人材紹介会社のシステム担当が、僕の部下だった女性だ。
無事、僕を追い出すことに成功し、復職にも成功し、おめでとうございます。人を蹴落として、もとの椅子にもどって、さぞお幸せなことでしょう。
ところで、僕はもともとその人材紹介会社の顧客だった。
たまたまその人材紹介会社に、ITマネージャのポストがあり、幸運にもその会社に入社したのだ。
しかし、当然ながら、僕はいま思っている。「あの人材紹介会社は、二度と使わない」
いくらうわべを取りつくろっても、顧客は会社の本質を見抜く。業績向上に支障が出れば、古参社員の直訴だけで、マネージャに間接的に退職勧奨をする。そんな人材紹介会社の顧客満足度が上がるわけがない。
はぁ…。なぜ僕は今日、こんなにグチっぽいんだろう。
カラオケで2時間半、歌うことに没頭できて、そこそこ楽しかったはずなのに。