MS Office Project 2010の画期的な機能

うむむ、Microsoft Office Project 2010 には「ユーザ管理型スケジューリング」という画期的な機能ができるらしい。詳細は下記のマイクロソフトの公式「Microsoft Project Team Blog」の記事へ。
‘Project 2010:Introducing User-Controlled Scheduling’
これは、プロジェクト計画の初期段階で、各タスクの開始日、終了日を確定できないとき、Project Professional 2010で、開始日、終了日を空白にしたままで、タスクの洗い出しと前後関係の定義だけを行うことができる、という機能だ。
もともとボトムアップ型、部門間調整型で、あいまいなスケジューリングしかできない多くの日本企業にとって、この機能はかなり有用だろう。
また、親タスクの開始日と終了日は、上層部の意向で決定したが、その中身の、個々のサブタスクに、それぞれ何日かかるのか分からない、なんてこともよくある。
下手をすると、サブタスクどうしに前後関係を定義した後、所要日数を積み上げてみたら、親タスクの終了日を大幅にオーバーした、なんてことも。
Project Professional 2007までは、親タスク(サマリータスク)は、常に自動的にサブタスクのうち、もっとも早い開始日と、もっとも遅い終了日に設定されていた。
ところが、Project Professional 2010で、Projectのプロパティーを「手動スケジュール」モードにすると、親タスクの開始日・終了日を固定したまま、サブタスクの積み上げが予定オーバーするのを許しているのだ。
このとき、親タスクを示すガントチャートのバーが赤色に変って、サブタスクのお尻が、親タスクの予定終了日をオーバーしていることを知らせてくれる。
さらに、前後関係をつけたタスクの日程の「ダブり」が許される。
Project Professional 2007までは、タスクどうしをリンクして前後関係をつけると、先行タスクの終了日を遅らせると、自動的に後続タスクの開始日がズレる。
しかし、Project Professional 2010の「手動スケジュール」モードでは、自動的にズレずに、赤の波線で警告が表示されるだけになる。
そして、いよいよサブタスクまで開始日・終了日が確定したら、該当するタスクだけを選択して、「自動スケジュール」モードに切り替えることもできる。
そうすると、リンクされているタスクや、親タスクの開始日・終了日は、Project Professional 2007までと全く同じ動きで、自動調整される。
いやぁ、この「手動スケジュール」って、なかなか良さそうな機能だ。
特に、最後の段階まで、なかなか意思決定ができない日本企業にとっては。