『ガイアの夜明け』でモーゲージプランナーのとんでもない提案

先日の2009/10/06の『ガイアの夜明け』で取り上げられていた、モーゲージプランナーの提案には、素人の僕でも頭をひねらざるを得なかった。
住宅ローンをかかえているご夫婦がいて、ローン残高2,000万円。相続で2,000万円の預金をもっている。
ご主人は53歳で、年齢的に先行きの雇用は当然、不安定だ。
であれば、相続した2,000万円で、ローン残高をきれいに完済してしまうのが、ふつうに考えれば最適な選択肢だろう。
ところが、某モーゲージプランナーが、このご夫婦に、500万円だけを住宅ローンの繰り上げ返済に充て、1,000万円のワンルームマンションを購入して、その新たなローン支払いと家賃収入の差額で、年67万円の収入(家賃保証付き)を得ることで、老後の生活が安定すると提案していた。
そして『ガイアの夜明け』も、まるでこの提案で円満解決したかのようなエンディング。
これって、普通に考えれば、ありえないハイリスクな選択なのではないか。
もしご主人が早期退職制度か何かで、定年前に肩たたきされたら、新しい1,000万円のローンはどうやって返済するのだろうか。年金を先食いするしかないのでは。(年67万円の収入ではとても生活できない)
たとえワンルームマンションを売却しても損が出るのは確実なので、やはり新しいローン残高は残る。
不動産不況のこの時代に、こんな内容の番組をさらりと放送してしまう『ガイアの夜明け』って一体...。
残念ながら、世の中のほとんどのサラリーマンが、終身雇用が神話と化した今、持ち家を購入すること自体が、ハイリスクな不動産投資だということを理解していない。
だからモーゲージプランナーの、こんなとんでもない提案に簡単に納得してしまうのだろう。
恐い、恐い。