休日の朝、何となく見たアニメが、松浦寿輝先生原作とは

3連休の最終日はあえて無為に過ごそうと思った。
昨夜、「一人コブクロ」をやって『虹』という曲のコーラスを多重録音して夜更かししたせいもあり、今朝はだらだら起きた。
【歌うペンギン】 ‘虹’ コブクロ cover(多重録音)
下らない民放のニュース・バラエティー番組よりは良いだろうと、NHK総合テレビをぼんやり見ていたら、『川の光』というアニメーションが放送されていた
朝食もとらず、ベッドの上に座りながら、なんとなく最後まで見た。

alanさんが主題曲を歌うNHKの「SAVE THE FUTURE」キャンペーンの一環で制作されたアニメらしい。
くまねずみの家族の冒険を描いていて、休日の朝にふさわしい、無難に感動できる物語だ。
ところが、エンドロールが始まって、最初に出てきた原作者の名前にびっくり。
原作:松浦寿輝(まつうら ひさき)
ええっ!この、ほのぼのした物語が松浦寿輝先生の原作だったのか。
以前もこの「愛と苦悩の日記」で、松浦寿輝先生のことには触れたと思う。大学時代、松浦寿輝先生のモーリス・ブランショの『最後の人』の講義に出席したことをまだ覚えている。
その後、芥川賞を受賞されたことは当然知っていて、その作品も読んだ記憶があるけれど、凡庸なサラリーマンになってしまった僕にはピンとこなかった。
そして今朝、思わぬところで松浦寿輝先生の名前と再会。
アニメが終わると、アニメの制作過程の短いドキュメンタリーが始めり、すっかりゴマ塩頭の松浦寿輝先生が愛犬と登場。
失礼ながら、先生もお年を召された。それはそうだ、20歳前後の学生だった僕が、もう40の声を聞こうというのだから。
それからNHK教育テレビにかえたら、「こどものうた」の特集番組で、なんと田中星児が「鬼のパンツ」を歌っていた。
『大きな古時計』は平井堅もいいけど、田中星児が歌うのを聞くと、幼い頃を思い出す。
「生きるってのは思い出すってこっとだろう」
そういう文章が、松浦寿輝先生の小説『半島』にあるらしい。