Microsoft Office Project 2007の笑える「新機能」(7)

おさらいしておこう。
あなたは実績作業時間を入力するとき、マイクロソフトの仕掛けた「落とし穴」に見事にはまり、単位をつけずに「7」と入力した。
そのおかげで実績作業時間が7日間、つまり、49時間となり、1日の実働時間7時間をオーバーしたため、タスクの期間が2日間から1日間に自動的に変更されてしまった。
くりかえしになるが、これは「弱い制約」をもつタスクの「仕様」である。マイクロソフトが「仕様」と言い切るのだから仕方ない。
その後、あなたは単位をつけて実績作業時間を7時間と入力しなおしだが、予定作業時間もそれに引きずられて7時間に変わり、タスクの期間は依然として1日間のままだ。
このようにめちゃくちゃな実績作業時間入力が、プロジェクト管理者によって「承諾」「発行」されたら、プロジェクト計画(つまりProject Server上のmppファイル)にどのように反映されるだろうか?
では、答えを見てみよう。画面025をご覧いただきたい。
Pwa2007025
タスク「Plan-1」は、期間2日間で、予定開始日2009/06/03、予定終了日も2009/06/04のまま。
ただし、予定作業時間は7時間に変更され、実績作業時間も7時間なのに、達成率は50%になっている。
この状態をプロジェクト管理者がProject Professional 2007で確認しても、やはり予定作業時間7時間、期間2日間、実績作業時間7時間だが、進捗率50%となっている。
達成率(進捗率)の計算がおかしくなっている。まさにガーベッジ・イン、ガーベッジ・アウト(=でたらめなデータを入力すれば、でたらめな結果が出てくる)である。
これもマイクロソフトに問い合わせれば、きっと「正しい仕様」という答えが返ってくるだろう。それでもタスク期間が2日間のまま保持されているだけ、まだましかもしれない。
しかし!
安心するのはまだ早いのである。
あなたはおもむろに「自分のタスク」画面を開いて、タスク「Plan-1」がどうなっているのか、「割り当ての詳細」画面で確認する。
そこであなたは驚愕の光景を目にすることになる。
※この連載はしばらく続くが、Microsoft Office Project Server 2007を、より良い製品にしてほしい一心からだ。そうでなければ、これだけ長い時間を割いてこんなエッセーを書くだろうか。