Microsoft Office Project 2007の笑える「新機能」(5)

画面015をご覧いただきたい。
Pwa2007015
Plan-1というタスクに、あなたは先ほどうっかり「7日間」作業したと入力してしまった。
そのマス目にマウスポインタを当ててみると、「予定作業時間 49時間」と出てくる。
あれ?さっきは「予定作業時間 7時間」だったはずでは?
あなたはおそるおそる、Plan-1というタスク名をクリックし、「割り当ての詳細」という画面でこのタスクの詳細情報を見てみる。
それが画面016だ。
Pwa2007016
画面中央にある格子状(グリッド)部分をご覧いただきたい。
6月3日水曜日部分が、作業時間 49時間、実績作業時間 49時間となっている。
実績作業時間は確かにあなたが入力したものだ。たとえ単位を間違って入力したとしても、まあ後で修正すればいい。
しかし、なぜ予定作業時間までが勝手に49時間に変わっているのだ!?
プロジェクト管理者でもないのに、タスクの予定作業時間までが勝手に変わってしまっている。
実はこの「Plan-1」というタスク、プロジェクト管理者が最初に「発行」したときは、6月3日~4日の2日間にわたる予定作業時間14時間のタスクだった。
その予定作業時間が49時間というとんでもない数字に勝手に変わったばかりか、タスクの期間までが勝手に2日間から1日間に変更されてしまっているではないか。
マイクロソフトによれば、Project Professional 2007でタスクを作成したとき、初期状態では「弱い制約」のタスクとなるので、メンバーが入力した実績作業時間にひきずられて、タスクの予定期間や予定作業時間が勝手に変わるのは「仕様として正しい」のだそうだ。
マイクロソフトに「それが仕様だ」と言われては、言い返すことばもない。
仕方ないので正しい実績作業時間を入力し直すことにしよう。
画面017のように、今度は時間を表す単位「h」をつけて「7h」と入力し、画面下方にある「すべて保存」ボタンをクリックする。
Pwa2007017
その結果が画面018である。
Pwa2007018
予想どおり、こんどは予定作業時間が「7時間」に変わっている。マイクロソフトの言う「仕様」どおり、あなたが入力した実績作業時間に引きずられて、タスクの予定作業時間はころころ変わっていく。
念のため「割り当ての詳細」画面でタスク「Plan-1」の詳細を確認してみよう。
それが画面019だ。
Pwa2007019
やはりタスクの予定期間は1日間のまま、予定作業時間は7時間に変わっている。
そしてプロジェクト管理者は、自分の設定したタスクの予定期間や予定作業時間が、こうしてどんどん変わっている事実に気付いていない。
ここで、PWA2007の画面左端にあるメニューから「プロジェクトセンタ」というメニューをクリックし、タスク「Plan-1」の状態を確認してみよう。
すると、面白いことが確認できる。
※この連載はしばらく続くが、Microsoft Office Project Server 2007を、より良い製品にしてほしい一心からだ。そうでなければ、これだけ長い時間を割いてこんなエッセーを書くだろうか。