Microsoft Office Project 2007の笑える「新機能」(2)

PWA2007の「自分のタスク」画面を多少でも見やすくするために、オプションを表示させてみる。
それが画面003だ。
Pwa2007003
これが初期状態なので、次の画面004のように変更してみる。
Pwa2007004
つまり、「時間配分ビュー」にチェックマークを入れ、「すべて展開」のチェックマークをはずす。
すると「自分のタスク」画面は、画面005のように変わる。
Pwa2007005
まず「時間配分ビュー」をオンにしたので、現在の一週間分の入力マス目(グリッド)が表示されるようになった。少しは旧バージョンのPWAの使いやすさに近づく。
また「すべて展開」をオフにしたので、プロジェクト名ごとに全タスクが折り畳まれた状態になる。
かえって使いづらくなったのでは?と思われるかもしれないが、実は大きな利点がある。プロジェクト名をクリックし、展開してみるとわかる。
それが画面006だ。
Pwa2007006
実は「すべて展開」をオフにしたことで、1画面に自分に割り当てられた全タスクが表示され、いちいちページ遷移をしなくてもよくなるのだ。
ためしに画面のいちばん下までスクロールしてみよう。
それが画面007だ。右下隅にあった、ページ遷移のためのプルダウンが消えている。
Pwa2007007
初期状態の「自分のタスク」画面が、ページ遷移が必要な設計に「改悪」された理由をマイクロソフトのサポートに質問したところ、「サーバから一度に大量のデータを引っ張ってこないようにすることで、画面の反応速度を改善するため」という答えが返ってきた。
本当にそうなら、なぜPWA2007で「すべて展開」をオフにできるようにしたのだろうか。
また、旧バージョンのPWAの時代に比べ、企業のネットワーク環境やパソコン性能は確実に良くなっているのに、わざわざ性能面の配慮から、データを細切れにおくるような「改悪」をしたのか。
そもそも「自分のタスク」画面のソースコードを表示させれば分かるが、このタスク一覧のデータは、単なる文字データである。
いまやどんなサイトでも普通に使われているFlash動画に比べれば、データ量としてははるかに少ない。
どう考えても、「自分のタスク」画面の初期状態を、全タスクを表示でページ遷移を不要とするのが合理的な判断だと思うのだが。
これで何とか旧バージョンのPWAの使いやすさに近づいたが、まだ重大な欠点がある。
もう一度、画面006をご覧いただいたい。
タスクがタスク名の昇順にソートされている。そのため、どのタスクがより早く始まるのかが分からなくなっている。
実は「自分のタスク」画面は、初期状態では「開始日」の昇順にタスクがソートされている。画面006では、すこし意地悪に、わざど「タスク名」の昇順でソートしてみた。
じゃあ「開始日」の昇順にソートすれば、旧バージョンのPWAでは表示されていたタスクの階層構造になるかといえば、そうならない。
階層構造では下の方にあるタスクが、上の方のタスクよりも、開始日や終了日が早いことは、十分ありうるからだ。
旧バージョンのPWAでは表示されていたタスクの階層構造に近づけるには、いったいどうすればいいのか。
そこで「タスクID」が登場する。
※この連載はしばらく続くが、Microsoft Office Project Server 2007を、より良い製品にしてほしい一心からだ。そうでなければ、これだけ長い時間を割いてこんなエッセーを書くだろうか。