Microsoft Office Project 2007の笑える「新機能」(1)

マイクロソフト社の企業向けプロジェクト管理ツール Microsoft Office Project Server 2007 付属の Project Web Access 2007(以下PWA2007)が、いかに使いづらい代物か、今まで何度か取り上げているが、実際の画面を見ながら、じっくり検証してみたい。
Project Web Accessというのは、プロジェクトメンバーがウェブブラウザから作業時間の実績や進捗状況を入力できるしくみだ。
各パソコンにProject Professionalという専用ソフトをインストールしなくて済むのが最大の売りである。
さて、プロジェクト管理者がProject Professionalを使って「TestMem1」というプロジェクトメンバーに、タスクを割り当てたとする。以下の説明の便宜上、わざと40個以上もの、たくさんのタスクを割り当てている。
TestMem1さんがPWAを開くと、「自分のタスク」画面で、自分に割り当てられたタスク一覧を確認できる。
PWAは会社のWindowsドメインにログオンしたときの認証情報を自動的に引き継ぐ(いわゆるシングルサインオン)ので、PWAにあらためてログオンする必要はない。
その「自分のタスク」画面が図001である。
Pwa2007001
(※なお、初期状態の画面に対して「タスクID」列を追加表示し、「標準作業時間」「残存作業時間」列を非表示にするカスタマイズをほどこしてある。なぜそうする必要があったかは、後ほどご説明する)
TestMem1さんがメンバーになったのは「テストのプロジェクト2009」という名称のプロジェクトで、その配下のタスクが、たくさん割り当てられているのがわかる。
この「自分のタスク」画面が、異様に使いづらいのだ。
まず、「自分のタスク」画面には、タスクの階層構造を表示させる機能がない。実は旧バージョンのPWAでは、実績作業時間の入力画面で、タスクが階層構造で表示されたのだが、PWA2007になってその機能がなくなった。
なぜマイクロソフトが、わざわざタスクの階層構造を見えないように「改悪」したのか、理由は不明である。
しかも、旧バージョンのPWAの「自分のタスク」画面は、ヨコ軸に日付が並んだ格子状(グリッド)になっていて、この画面から複数日の実績作業時間を連続して入力できた。
しかしPWA2007ではその便利な機能がなくなっている。実際には、その代わりになる機能が提供されているのだが、これが大笑いできる機能になっている。それは後のお楽しみ。
さて、この画面を下までスクロールすると画面002のようになる。
Pwa2007002
右下隅にプルダウンリストがあり、「ページ1」「ページ2」と表示されているのが分かるだろう。
この「自分のタスク」画面は、タスクの数が概ね40個以上になると、わざわざページ遷移をしないと、すべてのタスクを確認できない。
これも旧バージョンのPWAでは1画面に自分に割り当てられた現在の全タスクが表示され、いちいちページ遷移をしなくてもよかった。
なぜマイクロソフトが、わざわざページ遷移が必要な設計に「改悪」したのか、理由は不明である。
ただ、これらの「改悪」は設定変更である程度、改善することができる。その方法をつづいてご説明したい。
※この連載はしばらく続くが、Microsoft Office Project Server 2007を、より良い製品にしてほしい一心からだ。そうでなければ、これだけ長い時間を割いてこんなエッセーを書くだろうか。