20年前の僕が語りかけてくる

20年前の僕が、今の僕に語りかけてくる。
「20年生きてどうだった?
何かが変わったと思うかい?
僕は谷山浩子の1stアルバムばかり聴いている。
君は柴田淳ばかり聴いているようだ。
僕は毎日ひとりギターを弾きながら、昔の歌を歌っている。
そのおかげでなんとか生きていけている。
君は平日でもカラオケに行って、最近の歌を歌っている。
そのおかげでなんとか生きていけているようだ。
何も変わってないじゃないか。
20年も生きてきたのに。
それって、君が20年後も、同じように歌を歌うことで生きていけることを意味しているだろうか。
違うんじゃないかな。
僕は学生だから何の責任もない。
部屋に引きこもって、吉祥寺あたりを昼間からぶらぶら歩き回って、1年くらい留年したって、大したことはない。
でも君は部屋に引きこもるわけにはいかないよね。
君の責任はこれからどんどん重くなっていくからさ。
きっとどんどん生きづらくなっていくよ。
それでも歌があれば生きていけるだろうか?」
こんな大事な質問に、そうかんたんに答えるわけにはいかない。
そうかんたんに、答えるわけにはいかないんだ。

20年前の僕が語りかけてくる」への0件のフィードバック

  1. 世の中の本・ビデオの拾い読み見。

    40年前の僕が語りかけてくる。

    愛と苦悩の日記の著者のブログから
    彼のブログは、愛と苦悩の日記だ。そして、最近の記事「20年前の僕が語りかけてくる」と「宮台真司『日本の難点』(幻冬舎新書)を読んでいる」だ。…