『紅白歌合戦』、やっぱりCメロがなきゃ

大晦日は例年どおりNHK『紅白歌合戦』を26インチの液晶テレビとYAMAHAの最安値5.1chサラウンドシステム「TSS-20」で観ていた。

どの曲もボーカルと低音は鮮明なのに、中音域の伴奏がよく聴こえない。サラウンドシステムの設定のせいかと思って、最終的にエフェクトをオフにしたが変わらなかった。
結局はNHKがそういう「音づくり」で放送していたらしい。低音が鮮明だったのはYAMAHA TSS-20のウーファーが価格のわりに優秀だったからのようだ。
自宅のテレビを、とにかく安く5.1chサラウンドにしたい方にはYAMAHA TSS-20をお勧めする。
今年いちばん楽しみにしていたのは中島美嘉『ORION』だが、時間が短すぎて期待はずれ。中島美嘉の冬のバラードの新たな定番にはならなさそう。やはり『ORION』にAメロ、Bメロ、サビの他にCメロがないのは致命的。
また、中島美嘉の曲はCDとライブにギャップがある。今度コンサート・ツアーのDVDをじっくり観てみたい。
期待どおりだったのは絢香の『おかえり』。CDどおりの安定した声が通っている。それにしてもあの髪はどこまで伸ばすつもりなのだろう。
意外によかったのはコブクロ『時の足音』。この曲はとても贅沢で、Cメロだけで独立した一曲になりそう。とにかく今時のJ-POPは、Cメロがなきゃ話にならない(本当か?)。
森進一の『おふくろさん』を見ながら、笑ってしまったのは僕だけじゃないだろう。あそこまで感情たっぷりに歌い込まれると、もう笑うしかない。
新宿コマ劇場が閉鎖とのことで、北島三郎が大きな漁船のセットをNHKホールに持ち込んでいた。その前、舞台袖の中継で「今年の紅白はエコということでセットが少なくなっています」という紹介があり、なおかつ、直後に一青窈がローソクだけというイメージの暗い照明の中で歌ったのと対照的。
北島三郎が若い頃、いくら苦労したか知らないし、彼に感情移入する世代が子供の頃の貧困を取り返すように、高度成長期の日本を生きてきたのは分かる。
現代の若者のエコブームも、実際には経済大国の物質的豊かさの上にあぐらをかいているだけなのもその通りだが、それにしても、北島三郎や小林幸子のセットの豪華さと、その他、同じセットを使いまわしていた歌手とは対照的。
豊かな年金生活者と、ネットカフェ暮らしの若者の対比を思い起こしてしまった。
(この記事も下らないので、しばらくしたら削除するかもしれない。既にお気づきかもしれないが、下らない記事は数日で削除するのでお見逃しなく)