ささやかな幸せ

最近のささやかな幸せといえば、毎朝、起床時間よりも一時間以上早く目が覚めて、トイレに行って水を飲んでから二度寝することくらいだろうか。
そういうときはいつもNHK FMの邦楽(J-POPのことではなく小唄や長唄の類)番組か朝のバロックをヘッドホンで、ぎりぎり聞き取れるくらいの最小の音量にして聴きながら二度寝する。
先ほどまで見ていた夢の中に再び入っていけるか、そのまま意識を失って目覚まし時計のアラームで目覚めるか、眠れずにラジオを聴き続けるか。
本当なら永遠に夢が覚めないでほしいのだが、当然のことながら目は覚めて、残酷にもまた朝がやって来て、一日が始まる。
会社から帰ってくると頭がぼんやりして、何も話す気になれない。食事が終わるとソファーに横になって、ただテレビを観ているだけ。
お風呂に入ると、何とか『地下鉄』の中国語字幕の翻訳のつづきをやろうという程度の気力はもどってくるが、ギターを弾くことはすっかりなくなってしまった。弦を張り替えるのさえ面倒に感じる。
今日の昼間も久しぶりに中国語カラオケに行こうと思ったが、往復の電車がおっくうで引き返してきた。何もかもが少しずつ面倒になってくる。もう若くはないと言ってしまえば、それまでのことだが。