自己愛の強いベンチャー経営者に日本は未来を与えるか?

日本の自殺率が急増した1998年は橋本内閣時代なので、年間自殺者が3万人に増えたのは小泉政権の政策が原因ではない、というトラックバックを頂いた。『微妙に日刊?田中大介』という「自分が一番大好き」と自ら書いてはばらかない、20代のアニメ愛好者のブログだ
すべての記事を「田中大介です」で始め、「田中大介でした」で終えるナルシストぶりには正直ついていけない。ただ、自分が20代の頃、自己愛が強くなかったと言えば嘘になる。
よく考えれば、これだけの自己愛を維持できる20代というのは幸福だ。この「田中大介」なる人物も、今はベンチャー企業の若き取締役として、未来にさまざまな可能性を思い描いているのかもしれない。
しかし、遅かれ早かれこの自己愛を、彼からすれば愚かで凡庸な年長者たちに、叩きのめされることになるだろう。同調圧力の強い日本社会の恐さを、たぶん彼らはまだ経験していない。
これから日本の経済政策は、おそらく小泉政権のネオリベ政策に対するバックラッシュの時代に入る。本当にネットベンチャーで食いつなぐつもりなら、早めに米国西海岸へ移住した方がよい。
有権者の大多数を占める、零細自営業者とサラリーマンは、ベンチャー企業の経営者に対して「田中大介」氏たちが考える以上に嫉妬深い。
彼らがこのまま日本にとどまるなら、15年後にそのことを思い知らされるだろう。それからでは遅い。日本社会はやり直しが効かないからだ。