最近夢に出てくる奇妙な海水浴場

最近、また夢に同じ土地がしばしば出てくる。海沿いの街で、鉄道の駅からバスで海沿いの道路をしばらく走ると、小高い丘をトンネルで何度かくぐり、操車場を兼ねたバス停に一旦止まる。
そのバス停は海浜公園のようなものに隣接していて、レストランや土産店があるのだが、そのバス停に僕の乗っているバスが停車している間に、決まって奇妙な動物が林の中から現れるのだ。
この間は球形になると直径2メートルはあろうかというアルマジロが、ごろごろと転がってきた。現実のアルマジロは灰色だが、その直径2メートルのアルマジロは深い柿色なのだ。
再びバスは海沿いの道路を走り、終点に着く。そこは海水浴場の砂浜なのだが、なぜか数百メートル沖まで鉄骨で組まれた広大な屋根が、支柱もなしに張り出して、海に降り注ぐはずの太陽の光を完全にさえぎっているのだ。
その屋根が低いせいで、砂浜から遥か遠くに見渡す水平線は、ぎりぎり屋根に隠れずにすんでいるといった風で、せっかくの海なのに、その低い屋根のために海にまったく開放感がない。海はかなり波が荒く、海水浴客の姿もまばらだ。
いったい何のために信じられないほど広大な屋根を、わざわざ砂浜の上に建築したのか。