秋葉原事件のとばっちり、池袋で職務質問

今日、池袋北口付近を、中国語カラオケに入ろうかどうしようかと迷いながらブラブラしていたら、眼鏡をかけた三十代前半の真面目そうな男性に「すみません」といきなり呼び止められた。
その外見から新興宗教の勧誘だとばかり思ったのだが、「こういうものですが」と胸元から取り出したのは警察手帳。「この間、秋葉原でああいう事件があったでしょ。なので危険物とかないか、ちょっとカバンを調べさせて頂いても結構ですか」
週末にリラックスしたいい気分で繁華街を歩いているのに、正直言って内心、ムカッと来たのだが、警察官に下手に逆らえば、当然、無実の罪を着せられるために留置場行きだ。立場の弱い一市民は職務質問を断ることはできない。
笑顔を絶やさず「はい、いいですよ」と、カバンを開いて中身を調べてもらった。運転免許のない僕がいつも身分証がわりに持ち歩いているパスポートと、健康保険証を確認し、刃物などがないかをしばらく確認してから、「どうも申し訳ありませんでした」と立ち去った。
あの警察官、痩せ型で、少しおでこが広く、短髪で、線が細くて、気が弱そうで、地味な服装をしている、二十代後半から三十代の男性という、外見だけで職務質問をしまていたのではないかと思う。
職務質問をされた事実よりも、周囲の人間が職務質問されている僕をどう思うかを考えて、非常に不愉快になった。職務質問されているだけで、何だか怪しい人物のように思われるではないか。
僕と同じく東京在住で、痩せ型で、遠目に見るとあの秋葉原の事件の容疑者になんとなく似ているかもしれないという自覚のある方は、当分の間、秋葉原は当然として、繁華街を、一人で、カジュアルな服装でぶらぶらしないことをお勧めする。
かなりの確率で、私服の警察官に職務質問され、せっかくの休日に不愉快な思いをすること間違いなしだ。