医療支援で中国の要求優先は当然

中国に派遣された日本の国際緊急援助隊が、本来、被災現場での作業に適した人員なのに、成都の大病院内の医療活動に従事することになった。
この中国と日本の意向のすれ違いについて、日本のマスコミは中国を非難しているが、勘違いもいいところだ。
中国の支援のために行くのだから、現地の意向を優先させるのは当然ではないか。なぜ被災している中国側が、日本の意向に合わせる必要があるのか?
今回の件で中国を非難する日本人は「助けてやっているんだから、こっちの言うことを聞け」とでも言うのだろうか。この種の日本人は、やはり中国人を蔑視しているとしか言いようがない。
また、これは今朝のテレビ番組で江川紹子が珍しく良い事を言っていたのだが、AMDAという国際医療ボランティア組織があるらしい
このAMDAは、日本政府が今回の援助隊を派遣するより以前に、台湾の医療チームを現地に派遣していたというのだ。
中国の被災地で効果的な医療活動を迅速に行うなら、日本人ではなく、中国語が話せる台湾の医師を手配して派遣するのが合理的だ。その意味で、AMDAは日本政府よりもはるかに合理的で迅速な判断と活動を行ったことになる。
いずれにせよ、被災地に対する援助は被災地の要求を優先すべきことは言うまでもない。それを、まるで中国側が「わがまま」を言っているかのように非難する日本人や日本のマスコミは、思い上がりや見当違いもはなはだしい。
中国人のことを蔑視していながら、自分でそれに気づくことさえできない日本人は、まだたくさんいるのだと思うと、悲しい。