中国語の発音と日本語の音読みの対応関係

中国語の発音を勉強するときに今までいちばん役立ったのは、中国語の「~n」「~ng」の発音と日本語の音読みの関係に関連があるというTipsだ。
日本語で音読みして「ン」で終わる漢字は、中国語では必ず「~ng」ではなく「~n」になっている。逆に言うと、中国語で「~n」か「~ng」か迷ったら、日本語の音読みを思い出して「ン」で終わっていたら「~n」、そうでなければ「~ng」ということだ。
例えばテレサ・テンの『月亮代表我的心』を例にとると、「亮」は日本語の音読みでは「リョウ」で「ン」で終わらないので「lian」ではなく「liang」、「心」は「シン」で「ン」で終わるので「xing」ではなく「xin」。同じように歌詞に登場する文字を調べていくと。
「问(問)」は「モン」なので「weng」ではなく「wen」。
「深」は「シン」なので「sheng」ではなく「shen」。
「分」は「ブン」なので「feng」ではなく「fen」。
「真」は「シン」なので「zheng」ではなく「zhen」。
「情」は「ジョウ」なので「qin」ではなく「qing」。
「变(変)」は「ヘン」なので「biang」ではなく「bian」。
「轻(軽)」は「ケイ」なので「qin」ではなく「qing」。
「吻」は「フン」なので「weng」ではなく「wen」。
「经(経)」は「ケイ」なので「jin」ではなく「jing」。
という具合だ。日本語の音読みと、現代中国語の発音にここまで完璧な変換が成り立つのも不思議な感じがする。
一つ言えるのはやはり中国語の「~n」と「~ng」は、日本人は区別をいい加減にしがちだけれど全く別の音だということだ。
今でも思い出すのだが、10年以上前、仕事の関係で名古屋に住んでいた頃、名古屋国際センターの掲示板の貼り紙で見つけた中国人に、中国語の個人教授をお願いしたことがあった。
三回目か四回目の授業で「an」と「ang」の違いをしつこいくらい何度も発音させられ、それでも「ダメです」と言われたので、自分の中国語のレベルは個人教授以前の問題だと、それを最後にお断りした。
あとは「d」と「t」、「b」と「p」、「j」と「q」の区別をする簡単な方法があればいいんだけれど。