BlackBerryが世界で普及しない理由

以前、日本では絶対にBlackBerryが普及しないという記事を書いたが、そもそもBlackBerryが普及するかどうかという問い自体が無意味だったようだ。非常に特殊な北米市場を除くと、世界でスマートフォンと言えばSymbianなのだ。
確かにBlackBerry加入者数の増加は著しい。ブラックベリー社の2004/12/21発表によれば、当時BlackBerry加入者は204万4000人で、初めて200万人の大台に乗り、直前の四半期比で38万7,000人増とのこと。
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さらに2006/10同社発表によれば、直前の四半期に加入者が70万5,000人増加し、約700万人に達するとある。
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そして2007/04同社発表によれば、直前四半期の加入者が102万人増加し、そう加入者数が800万人に達したとある。
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そして2007/12同社発表によれば、直前の四半期に新規加入者が165万人に達し、累計加入者数が約1,200万人になったとある。
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一方、BlackBerryのライバルであるSymbian OS搭載のスマートフォンは世界で73%のシェアを誇る。2006年第3四半期の出荷台数は1,300万台で、BlackBerryに対して1ケタの大差をつけている。
そして下記の記事にある、少し見づらいが世界各地域別スマートフォンOSシェアのグラフをご覧頂きたい。
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このグラフを見ると、世界を欧州・中東・アフリカ、日本、中国、北米、その他の4地域に分けたとき、Symbian OSのシェアはそれぞれ9割以上、6割、6割、1割以下、9割以上と、北米だけが非常に特殊な市場であることが明白だ。
北米のスマートフォンOSのトップシェアはBlackBerryの約40%、マイクロソフトの約30%、Palm OSの約20%、残りがSymbian OSとなっており、他の地域と比べて異彩を放っている。
このように日本でBlackBerryが普及するかどうかという問い自体が、完全に無意味である。