内部告発さえ横並びのサラリーマン

東洋ゴムも耐熱版の認定試験に偽造のサンプルを使っていたらしい。へーベルハウスの健在メーカ、ニチアスが内部告発で偽装を隠し切れなくなった事件に続いてだ。
時事通信によれば、昨年3月に社内調査で不正が発覚したが、担当幹部レベルで隠ぺい、ニチアスの偽装報道がきっかけで社長も不正を知るところとなり、国交省に報告したらしい。
東洋ゴムの社長がこのタイミングで、初めて不正を知ったのが本当だとすれば、おそらく担当幹部より下層レベルの現場社員からの内部告発ではないかと思われる。
ニチアスの偽装が発覚しなければ、東洋ゴムの偽装も発覚しなかったことになる。逆に言えば、東洋ゴムの社員は、ニチアスの偽装に勇気づけられなければ、内部告発のひとつさえできなかったということだ。
サラリーマンなんて、こんなもんである。
菓子メーカーの一連の事件を見てもわかるように、内発的な正義感からなされるべき内部告発でさえ、「みんなで渡れば恐くない」という横並び意識からしかできないのだ。