『ALWAYS三丁目の夕日』

たまたまテレビで放送していたので、『ALWAYS三丁目の夕日』(2005年日本)という映画を見た。公開当時、日本アカデミー賞総なめで話題になり、どうやら今日から続編が公開されているらしい。
凝った特殊視覚効果のわりに、お涙頂戴式の脚本によく合った抑制された脚本で、もたいまさこや三浦友和も良く、さほど悪くない映画だった。
日本人がみな太平洋戦争の陰を引きずり、これ以上悪くなりようのない希望に満ちた時代背景なので、プロの脚本家ならいくらでも泣ける話を作れるだろう。オイルショックごろまでならいくらでも続編が撮れる映画に違いない。
もっとも、これほど後ろ向きの映画もない。観終わった後、「あの頃は良かった。それに比べて今の時代は...」というため息しか出ない。よくよく考えると、何の希望も残さない、かなり残酷な映画だ。
そういえば先月、これもたまたまテレビで放送していたので『フラガール』を初めて観たのだが、脚本としてはこちらも「昔はつらくても希望があった」という感慨しか残らない。演出技術としては、フラダンスシーンの編集が細かいカット割りとスローモーションの多用で、典型的なお涙頂戴式脚本に似つかわしくなく洗練されていたのが意外だった。
その他、最近ハイビジョンとYAMAHAのホームシアターシステムで観た映画は、フランソワ・トリュフォー監督『アメリカの夜』、キューブリック監督『2001年宇宙の旅』。『アメリカの夜』は何度観ても素晴らしい映画賛歌。『2001年宇宙のたび』は1968年の作品であることが信じられない特殊効果と、キューブリック監督らしい画面の隅々まで徹底された美学に、ただただ見惚れてしまう。

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