たった2万円で大満足のヤマハ5.1chデジタルサラウンドシステム

以前からずっと自宅のビクターの26インチ液晶テレビの内臓スピーカー音の悪さが気になっていた。日曜日の朝、「題名のない音楽会」などを聴いていいても、中音域しか出ず、解像度も悪い。人の声が聞こえればいいというスピーカーなのだ。いい加減イライラしてきたので、思い立って外付けのスピーカーを買うことにした。
スピーカーだけ買うなら、ステレオミニジャックやRCA端子など、昔ながらの端子にアダプター電源つきのアクティブスピーカーを買えばいちばん安上がりだ。
でも、この手のスピーカーはパワー不足だし、どうせ買うならアンプ経由でスピーカーケーブルをつかって接続する本格的なスピーカーを、と思って探し始めた。
ところがアンプは、見つけた限りで最も安いYAMAHA DSP-AX361でも3万円弱、左右のスピーカーを合わせると5万円近くになってしまう。
いろいろ探すうちに「ホームシアター」という選択肢を見つけた。ONKYO HTX-11はサブウーファーにアンプ内臓で、左右のスピーカー付きという、一見2.1chのサラウンドシステムながら、バーチャルに5.1chを再現できる。
しかし3点セットで3万円以上する。映画のDVDもめったに観ないし、たかがテレビのスピーカーに3万円もかけられないと、もっと安い価格帯のものを探して、ついにYAMAHA シネマステーション TSS-15に行き着いた。

アンプもないし、スピーカーとの接続はスピーカーケーブルでもないので、当初の想定からはかなり質が落ちるが、ネット上の口コミを読むと意外なほど評判がいい。価格も2万円と申し分ないので、購入してみた。
もっと質を落とせば、ロジクールやクリエイティブといったパソコン周辺機器メーカーの5.1chサラウンドスピーカーシステムもある。ただ、さすがにそこまでの妥協はできないので、辛うじてYAMAHAブランドにふみとどまった。
結果は口コミの評判どおり、価格の割りにかなりの音がする。部屋の構造上、サラウンドスピーカー(後ろに置くスピーカー)を設置する場所がないので、5本の直径5cmフルレンジスピーカーはすべて前面において、サラウンドモードをオフにした。
ケーブルテレビのセットトップボックスとは光ケーブルで、DVDプレーヤーとはRCAケーブルで接続し、DVDプレーヤーにラフマニノフのピアノ協奏曲第2番や、バッハのパイプオルガン曲など、とっかえひっかえかけてみたが、テレビの内臓スピーカーと比べると、音の解像度と低音域の鳴りは天と地ほどの差がある。
低音だけを鳴らすサブウーファーをフローリングの床に置くので、低音の鳴りの良さは当たり前だが、直径5cmのおもちゃみたいなフルレンジスピーカーで、これほど解像度が改善するとは思わなかった。
たとえば、ちょっとしたことなのだが、ソフトバンクの携帯電話のテレビCMで、エレキベースってこんな音が鳴っていたんだ、とか、今までテレビの内臓スピーカーでは全く聞こえなかった音が聞こえるようになり、自宅のテレビでの音響体験が別物になってしまった。
サラウンドスピーカーを設置する場所があれば、ソースが5.1chサラウンドなら、ちゃんとサラウンドで聞こえるので、このコストパフォーマンスの良さは初めてホームシアターを購入する人に絶対におすすめだ。
「題名のない音楽会」も地上デジタル放送では実は5.1chサラウンドだし、野球ファンならジャイアンツのテレビ中継は5.1chサラウンド放送になっていることが多い。サラウンドスピーカーを設置できる部屋なら、日常生活がデジタルサラウンドになってしまう。
さすがYAMAHA。今回は安くても納得のできる買い物ができた。
(これじゃあまるでアフィリエイトブログじゃないか!!でも本当にこの音の解像度には納得したのでご紹介した。マンションにお住まいの方は、サブウーファーを鳴らしすぎて、下の階から苦情が来ないようにご注意を)