鄧麗君主演「歌迷小姐」字幕(1)

では鄧麗君(テレサ・テン)主演のミュージカル映画「歌迷小姐」(1972年香港)の字幕を追ってみたい。
いきなり話が脱線するが、このビデオCDは「歌迷小姐」の前になぜか「在水一方」のミュージックビデオが収録されている。奇妙なことにこのミュージックビデオは山水の風景が出てくるだけで、鄧麗君本人は一切登場しない。
映画の字幕の繁体字は、戦前の日本のように右から左へ読ませるが、このミュージックビデオの字幕の繁体字は、左から右になっている。このことからも、この「在水一方」のビデオが映画本編とまったく無関係に収録されていることがわかる。なので、鄧麗君の歌声は素晴らしいのだが、この部分は無視する。
また、それぞれの場面をいちいち紹介しているときりがないので、歌の部分以外の字幕をひたすら機械的に引用していくことにする。それでもなんとなくストーリーは追えると思う。
丁铛(丁鐘,Ding Dong)が17歳当時の鄧麗君演じる主人公の少女。蓝云(藍雲)が彼女の憧れの男性歌手(といっても現代日本の基準からすると単なる面白い顔のおっさんなのだが)。その他の登場人物はそのつど適当な名前で指し示したい。
(百代出版公司の事務室)
丁铛 请问
事務員 你先到那儿坐一会儿,等一等
丁铛が百代出版公司から受け取った手紙の内容 您的申请已经本公司接纳。请于本月八日上午九时,准时前来本公司录音部试音。香港百代公司。
丁铛 请问我是来试音的。
事務員 你再等一会儿。
(百代出版公司のレコーディングスタジオ)
丁铛 先生,对不起,我是来试音的。
プロデューサ 试音的?今天是七号,公司给你排的时间是明天啊。
丁铛 今天是七号,对不起,我弄错了。
(街のレコード店)
レコード店の店員 小姐,还要不要别的唱片?
丁铛 不用了。这张跟那一张一共多少钱?
レコード店の店員 二十块钱。
丁铛 对不起,我明天再来买好了。
(百代出版公司のコンサート会場)
蓝云 唱得这么好,怎么不在刚才人多的时候唱。
丁铛 你就是蓝云呀!你刚才唱的真是太好了。
蓝云 可是没有你唱得那么可爱。你叫什么名了?
丁铛 我姓丁,叫丁铛。
蓝云 丁铛?你的名字跟你的歌一样那么可爱。
丁铛 歌厅已经散场了,你怎么没走?
蓝云 刚刚要走,听见你唱歌就留下了!
丁铛 我以为没人了所以才敢唱你不要笑我。
蓝云 我为什么要笑你呢?我们走吧!
(街を二人で歩きながら)
丁铛 你们晚上没演出呀
蓝云 没有,最近演白天,你一个人来?
丁铛 是的,本来要去百代试音的。但弄错了日期,是明天。
蓝云 你上那儿?
丁铛 你上那处?
蓝云 我心烦,随便走走。
丁铛 我也心烦随便走走。你是个成了名的歌星,歌唱得好。又受观众的欢迎,你怎么会心烦呢?
蓝云 这个,你还小你不懂。
丁铛 我觉得你跟台上的你完全不一样。
蓝云 不一样?我在台上不是这个样子呀!
丁铛 你呀!在台上温柔,在台下一点都不温柔。
蓝云 我不是跟你说过,我今天心烦吗?
丁铛 那,你平常不是这个样子呀!
蓝云 好啦,我想到那儿去喝点酒,再见。
丁铛 我也去。
蓝云 你也去?那是男人喝酒的地方。
丁铛 那我进去看看再出来,不行呀?
蓝云 小孩子不能进去。
蓝云 算了算了,我也不去了。
丁铛 这儿我该能进去了吧?又说我是小孩子是不是?你看。这儿小孩子是可以进去的。算了,算了,我这身衣服实在…
蓝云 对了丁铛,我带你去一个地方。
丁铛 去,去什么地方?
蓝云 走吧,到那里你就知道了。
(つづく)