「株はバクチではない」一部訂正

昨日の記事を掲載した直後に、競馬などは特定の馬券が多く売れると、勝敗の確率は変わらないが、オッズは変わるというご指摘を頂いたので、訂正させて頂きます。
特定の馬券が多く売れるほどオッズが下がるのは、おそらく馬券の購入者に分配する原資の金額が、ある程度の変動幅であらかじめ決まっているからなのだろう。
いずれにせよ、賭けの参加者の行動によって勝敗の確率が変動しないのは、株のような市場での取引との本質的な違いだ。もちろん株取引での「勝ち」をキャピタルゲインを得ることである、と定義した上での話しだが。
さらに、当然のことだが、馬券と株券ではリキディティが違う。買った馬券を転売してキャピタルゲインを得ることはできないが、買った株券は転売しないと儲けを得ることができない。そして売るという行為そのものが、株価に影響を与える。
株式市場は株券を媒介にした、自己言及的な閉じたシステムで、市場内での行動はすべて株の売買という形態でおこなわれ、その売買行為のすべてが株価を通じて、他のすべての売買行為が決定される条件となる。
...とか、まあどうでもよくなってきた。いずれにせよ、賭け事と株取引を、そこで行われている行為どうしの関係という観点から観察したときには、本質的に異なるものであり、「株もバクチみたいなもの」という言表は、そういう観察からは明らかに誤っている、ということだ。