株はバクチではない

「株はバクチみたいなものだ」と言って株式投資に反対する人は、株と賭け事の本質的な違いがわかっていない。かんたんなことで、例えば競馬は、特定の馬券を何十万人が買おうが、その馬券のオッズは変わらない。一方、株は、特定の株券を買う人が増えれば増えるほど、その株券の価格が高騰する。
賭け事は、賭けに参加する人の行動によっても、勝敗の確率は変わらない。参加者が同時に競技者であるような賭け事は別として、パチンコ台の設定、宝くじの当選確率、競走馬やボートの調子は、賭けに参加する人の行動に影響をうけない。
それに対して、株は売る人と買う人の合意で価格が決まる市場取引なので、売買に参加することで儲かるか儲からないかの確率そのものが変わる。というよりむしろ、売買に参加する人がいなければ、株取引そのものが成立しない。
ところで、僕はギャンブル好きの人間を心底軽蔑している。ギャンブル好きは必ず人生において誰かを不幸にするからだ。ギャンブル好きは自分が他人を不幸にする資格があると勘違いしている傲慢な人間であるか、ギャンブル好きであることで誰かを不幸にしていることにさえ気づかない馬鹿であるかのどちらかである。ましてや自分のギャンブル歴を武勇伝のように語る人間は、単なるクズである。