錦糸町生活

最近引っ越したため、週末、通勤定期をつかって電車賃を使わずに通える繁華街が新越谷から錦糸町に変わった。新越谷のような郊外の繁華街に比べると、錦糸町はたしかに土地柄が悪い。しかし大阪でいえば天王寺に似た香りがして、すこしだけ懐かしくもある。
僕にとって週末の繁華街でもっとも居心地のいい場所は、2階以上のフロアがあるファーストフード店の、2階より上の閑散としたフロアのソファ席だ。家族連れの多い店舗はうるさくて集中できないのでダメ。駅から少し離れた、お客の少なめの店舗がいちばんいい。
ソファ席に腰かけて、昼食にハンバーガーセットのハンバーガーを食べた後、フレンチフライとソフトドリンクを、少しずつ飲み食いしながら、日経新聞や哲学書を読んだり、ノートPCで「愛と苦悩の日記」の記事を書いたりして、一人で二時間近くねばる。これが僕にとって週末の至福の時である。
錦糸町にもこの条件にぴったりと当てはまるファーストフードの店舗を見つけた。
錦糸町の北側には、この春開店一周年を迎えた「オリナス」というショッピングモールがあるのだが、ディズニーショップがあるせいで家族連れが多く、ここの3階のフードコートは子供の泣き声が騒々しく読書に集中できない。オリナスは吹き抜けの空間が心地よくて良いのだが、子供連れが多いのは頂けない。
アルカキットは大型書店や、広大な100円均一ショップがあって、意外に使える。オリナスにしてもアルカキットにしても、錦糸町の北口方面は、比較的新しいビルが多いので快適なのだが、南口方面はリヴィンにしても丸井にしても年季の入ったビルで、ややげんなりする雰囲気だ。
読者の中で錦糸町の穴場をご存知の方がいらっしゃれば、ぜひ教えていただきたい。僕が「穴場」という場合は、当然、食事のおいしい店でもなく、お酒のおいしい店でもなく、パチンコ屋でも場外馬券上でもなく、子供連れが少なく静かに本が読めて、数時間ねばっても千円以上かからない、清潔な店のことだ。