相変わらず「使えない」GroupBoard Workspace 2007

Microsoft GroupBoardのニュースグループを久しぶりにのぞいてみたが、うちの職場にはやはり「desknet’s Enterprise版」を導入して正解だったと確信を新たにした。
たとえばGroupBoard Workspace 2007のスケジュール/設備予約機能では、月間のスケジュール登録数が1000個を超えると、超えた部分がカレンダー上に表示されなくなるらしい。これは致命的というよりも、バカげた欠陥である。
そして、設備予約でデフォルトがダブルブッキング可能になっている点も、相変わらず修正されていないようで、これも致命的欠陥だ。
そもそもGroupBoard Workspace 2007の利用前提となる SharePoint Services 3.0を正しく導入するだけの社内SEをかかえている企業は、それなりの規模に違いない。これではGroupBoard Workspace 2007がターゲットとする企業規模と矛盾している。月間のスケジュールが1000個を超えると表示されないなどというのは、実にナンセンスな欠陥である。
さらにGroupBoard Workspace 2007からは、階層化された組織図を管理できることを売りにしているが、この組織図たるや画面上で手で更新するしかないと来ている。これもナンセンスな欠陥だ。
「desknet’s Enterprise版」も階層化された組織図をもつことができるが、画面上で手で更新する他に、CSVファイルによる一括新規読み込み、一括更新機能が、当たり前のこととして整備されている。
組織変更があったときに、部署を一つひとつ、画面上で手で変更する必要があるなどというのは、企業での実運用を考えれば、ほぼ完全なナンセンスである。
「desknet’s Enterprise版」のように、いったん現状の組織図をCSV形式で書き出して、Excelをつかって組織変更を反映させた後に、一気にCSV形式で更新をかける、というのがまっとうな実運用だろう。
さらにGroupBoard Workspace 2007は、裏で動いているSQL Serverのテーブル定義をManagement Studioをつかって覗いても、テーブルどうしの関係が簡単に分からないようになっている。その理由の一つが、スケジュールやディスカッションなど、種類の異なるデータが同一のテーブルに書き込まれるなど、美しくない設計になっていることだ。
また、意味不明の内部管理の一意番号がたくさんあるため、テーブルを直接修正しても、いざ画面にひょうじされると何故かそれらが反映されていないということになってしまう。
それに対してSQL Server 2005版の「デスクネッツ・エンタープライズ版」は、Management Studioを使えば、概ねテーブル名からユーザ情報や組織情報のありかを類推できるし、Management Studioを使ってユーザの属性情報を手動で手早く更新することもできる。
また、開発元のネオジャパン社ときちんと機密保持契約を締結すれば、こちらの要求した範囲のテーブル定義書を公開してもらえる。まさに「デスクネッツ・エンタープライズ版」は、企業での実運用をよく考えて開発・提供されているグループウェアなのだ。
マイクロソフトのGroupBoard Workspace 2007開発陣の皆さんは、企業の現場の実態をまったくご存じないようだ。ここは一つ、妙なプライドを捨てて、一度、ネオジャパンやサイボウズのような国産グループウェア開発業者の考え方を謙虚に学んでみてはどうか。そうしない限り、たしかにLotus Notes/Dominoには勝てるかもしれないが、デスクネッツやサイボウズには絶対に勝てない。
10年以上にわたって企業現場でグループウェアを導入・運用してきた僕からの、マイクロソフトの世間知らずのGroupBoard Workspace開発陣への、おせっかいなアドバイスだ。