キャンディーズのドキュメンタリー番組

昨夜、1970年代のアイドルグループ「キャンディーズ」のドキュメンタリー番組がNHKで放送されていた。ただ気づいたのが遅く、1978年の後楽園球場(現在の東京ドーム)での解散コンサートの部分しか観ることができなかった。
久しぶりに本格的に死にたくなった。当時僕はまだ小学生で、どちらかといえばピンクレディーの熱狂的なファンだったのだが、いずれにせよこれから30年の人生、何にでもなり得た、可能性のかたまりだったわけだ。
ところが今、28年前のコンサート映像を見て愕然とする。メインボーカルの伊藤蘭が「大人の人たちは、私たちのことをバカだと言います(筆者注:人気の絶頂で解散するから)。でも私たちはバカじゃありません」と言ってる本人は当時すでに20代前半の立派な大人で、日本語版Wikipediaによれば、キャンディーズの解散には、売上げの取り分について事務所との確執があったとのこと。
ありがちなウラ事情など当時小学生だったファンは知るよしもなく、ただスーちゃん(田中好子)がいちばん好きで、舞台に立つキャンディーズの「アウラ」は複製大衆芸術であるにもかかわらず圧倒的だったし、今の僕にとっても気恥ずかしいほどに圧倒的だ。
10年ほど前もキャンディーズのベストアルバムをヘビーローテーションで聴いていた時期があったのだが、意外に美しくハモられている楽曲のサビにも鳥肌が立たないと言えばウソになる。
要するに単なる懐古趣味でしかないことは自分でもよく分かっているが、この28年間は一体何だったのだろうかと考えると愕然とする。そして当時の映像の圧倒的な「アウラ」を感じた後、これからの28年間のことなど一切考えたくなくなるだけの虚脱感がある。それは歴然とした事実だ。
以上、久しぶりにメンヘル(=メンタルヘルス)モードの記事でした。