デスクネッツ、サイボウズ存続の危機!

※この記事には修正記事を書かせていただきました。こちらをご覧下さい
マイクロソフトの日本向けグループウェア GroupBoard Workspace 2007 が、最新バージョンでついに無償になった。同製品の導入に必要な SharePoint Serices 3 は Windows 2003 Server に付属しているのでこちらも無償。
※ちなみにSharePoint ServicesとSharePoint Serverは異なる製品で、前者はWindows 2003 Serverに無償で付属する拡張機能、後者はユーザあたりのアクセスライセンス料が発生する有償製品である。
最新版の GroupBoard Workspace 2007 はタイムカード機能を追加するなど、あきらかに「デスクネッツ」や「サイボウズ」を意識した機能向上がなされている。
しかも SharePoint Services 3 からは、WebサーバとSQL Server 2000以降のデータベースサーバ(残念ながら他のデータベース製品は選択できない)を分離した機器構成で、1000人を超えるユーザ数にも対応可能。
データベースサーバの方にSQL Server 2005 Express Editionを選択すれば、データベースの最大容量が4GBという制限があるものの、こちらも無償。
つまり「デスクネッツ」ならエンタープライズ版「サイボウズ」ならガルーン2を選ぶ必要がある。
しかもそれぞれ1,000ユーザ前後で利用するとして、数百万円のライセンス料を負担する必要のある複数サーバ構成によるWebグループウェアが、GroupBoard Workspace 2007ならWindows Serverへのクライアント・アクセス・ライセンス料(多くの企業が既に所有しているはず)だけで構築できてしまうのだ。
GroupBoard Workspace 2007にはマイクロソフトのオフィス製品群との連携機能も(たとえば文書管理機能でのチェックイン・チェックアウト機能)あるし、Active Directoryからユーザ情報を引用してくることもできる。
内部データベースの構造はSQL Serverの管理ツールで覗けばすぐにわかるので、Active Directoryに追加されたユーザをGroupBoard Workspace 2007側に追加するバッチ処理も比較的簡単に書ける。
また、GroupBoard Workspace 2007はスケジュール管理、文書管理、掲示板、ToDo管理などが、全て内部的には「リスト」という非正規化された関係データベースで管理されている。
その意味で Lotus Notes/Domino のデータベースと発想がよく似ているのだが、適切な権限があれば、自分でWebブラウザの画面上から独自の「リスト」を定義することもできる。これはサイボウズ製品群でいえば「デヂエ」とまったく同じ位置づけで、画面の見た目や使いやすさ、Excelとの連携機能において「デヂエ」の数段上を行っている。「デヂエ」がサイボウズとは別製品で、追加のライセンス料が必要なのに対して、GroupBoard Workspaceの「リスト」機能は初めから付属している。
ここまでGroupBoard Workspaceの機能が充実してくると、「社内のサーバはほとんどWindowsサーバ」という企業が「デスクネッツ」や「サイボウズ」製品群を導入する理由はほとんどなくなったと言ってよい。
残念ながらSharePoint Servicesについては日本語文書がまだ作成されていないので、インストールには英語を読む必要があるが、Windowsユーザの中堅・中小企業の皆さんはぜひGroupBoard Workspace 2007を使ってみてはどうだろうか。