DominoをASP.NETに移植する(2)

DominoアプリケーションをASP.NET 2.0に移植する。今回はデータベースサーバの導入だが、ほとんど説明すべきことはない。
MicrosoftのWebサイトから、SQL Server 2005 Express Edition をダウンロードする。このときサーバ上でGUIツールを使ってSQL Serverを管理したいなら、SQL Server Management Studio Express 付きのインストールファイルをダウンロードしよう。
ダウンロードしたらダブルクリックして実行するだけだが、社内でデータバックアップシステムが稼動していて、データファイルを配置する場所に気をつかう必要がある場合は、インストール中に、データファイルの配置場所を初期値から変更することを忘れないでおこう。
また、SQL Serverへの接続アカウントだが、社内の各パソコンから直接SQL Serverに接続することがないのであれば、それほど神経質になる必要はないだろう。極端な話、ユーザ名「sa」、パスワードなしでも構わない。
インストールが終わったら、インストールしたサーバ上で「スタート」→「プログラム」→「Microsoft SQL Server」→「構成ツール」→「SQL Server Configuration Manager」でサーバ上のSQL Serverのネットワーク構成を設定する。
ツリー上のメニュー「SQL Server 2005 ネットワーク構成」の配下にある「SQLEXPRESSのプロトコル」を、社内の環境に合わせて有効・無効にする。SQL ServerをインストールしたサーバにTCP/IP接続しているなら、TCP/IPだけを有効にしておけばよい。
「SQL Native Clientの構成」は、Clientモジュール側の設定なので、サーバ上ではとくに変更する必要はない。開発パソコンの方ではTCP/IPを有効にしておく必要がある。
SQL Server 2005 Express Edition で少し惑わされるのは、接続文字列だ。OracleならサーバのIPアドレスとインスタンス名で接続できるが、SQL Server 2005 Expressの場合は「192.168.1.101sqlexpress」などという表現になる。
Express Editionを使うことは、大企業の方にはお勧めしないが、中堅・中小企業で比較的こじんまりとNotes/Dominoを使っているなら、ASP.NET 2.0への移植用のデータベースソフトとしては十分だろう。
バックアップも Express Editionなら、夜中にSQL Server のサービスを停止し、データファイルのバックアップ(コールドバックアップ)を取っておけばよい。
以上で、IIS 6.0+.NET Framework 2.0+SQL Server 2005 Express Editionという、Dominoの移植に必要なサーバ側の環境が整った。
次回は開発に使うパソコン側の環境整備について書きたい。