続OpenLaszloの普及が難しいわけ

まず、現実問題としてOpenLaszloという名前を聞いたことのあるIT関係者はほとんどいないだろう。
IT関係者にはおなじみのIT関連情報Webサイト@ITでは、すでに昨年2005/05/21に米ラズロシステムズ社のCEOのインタビュー記事が登場しているし、「Open Laszloを使って作るリッチクライアント」という連載記事が2005/04から2005/09まで、9回にわたって掲載されている。
また、OpenLaszloアドバンスド・テクニックということで、日本でOpenLaszloビジネスを積極展開している、ほぼ唯一のシステム構築業者といってもよい株式会社ネットエイトの社長・小野圭二氏が、2006/04から連載を続けている。
Open Laszlo関連で日本国内でもっとも充実しているのは、こちらWeb系雑記というブログのOpenLaszloカテゴリだろう。このブログ開設者がいちばんほれ込んでいる技術ということらしい。
しかし、はやりすたりの激しいWeb開発業界で、日本に紹介されて1年以上たっているのに、いまだにほとんど知られていない。そんなOpenLaszloは、ふつうに考えて生き残ることができるか。
そこで、米国のこちらのページ「OpenLaszlo’s Advantages and Disadvantages. Any Idea?」(オープンラズロの長所・短所についてご意見は?)を以下に、全文日本語訳してみた。
なお、この意見のやりとりは、2006/05/28から2006/05/30にかけておこなわれており、発言数そのものの少なさから、ほとんど盛り上がらなかったと思われる。OpenLaszloという技術が、出生地の米国でさえ、いかにマイナーであるかがよくわかる。
極めつけは、このやりとりがラズロ・システムズ社員の非常に長い発言で終わっているという点だ。このラズロ・システムズ社員のオープンラズロ弁護は、涙ぐましいものがある。いちばん具合が悪いのは、彼の論調が、アドビという巨大なソフトウェア会社を敵に回している点だ。
サン・マイクロシステムズ社がJavaを武器にマイクロソフトと張り合えたのは、それなりにマイクロソフトと対等に戦える規模の企業だったからだ。ラズロ・システムズのような中小企業が、主要製品であるOpenLaszloをこれから伸ばそうというときに、アドビのような大企業を敵に回すのは、企業戦略からいっても完全な失敗だ。
このように、さまざまな点から合理的に考えてみると、Open Laszloという開発言語の普及はとても難しい。ほとんど不可能とさえ言っていいだろう。
では、ややこっけいな意見のやりとりの全文を、次の記事でご覧いただきたい。