やはり、ちあきなおみは良い

やはり、ちあきなおみは良い。毎朝、通勤電車で耳を完全に覆うタイプのヘッドフォンをつけて、携帯MP3プレーヤーで音楽を聴いている。そろそろ『エウレカセブン ORIGINAL SOUNDTRACK』も飽きてきたということで、またノラ・ジョーンズ『Come Away With Me』や、中島美嘉の『LOVE』を引っ張り出したりしていた。
また、最近、ちょっとしたことからYAMAHA株主優待CDというものが手に入り、谷山浩子、遊佐未森、中島みゆきなどが収録されていて、なかなかコアなファンを泣かせる内容で感動しながら聴いていた。
それも聴き飽きてきたので、昔に某ファイル交換ソフトで入手したMP3ファイルを探していたら、久しぶりに聴きたい曲がいくつか見つかった。たしかEL&Pのキース・エマーソンが作曲しているローズマリー・バトラー『光の天使』(映画『幻魔大戦』主題歌)、マイク・オールドフィールド『チューブラベルズ』、ケイト・ブッシュ『クラウドバスティング』。
洋楽ばかりではつまらないということで、見つけ出したのがちあきなおみの歌う2曲。『アカシアの雨がやむとき』と『喝采』である。
『アカシアの雨がやむとき』はオリジナルの西田佐知子よりも、ちあきなおみの方が曲本来のもつけだるさが際立って何とも言えない。『喝采』は何度聴いても、なぜか鳥肌が立ってしまう名曲だ。今朝も二度、リプレイしてしまった。
ちあきなおみの声は低くて艶があって、ハスキーすぎず、実は細かいこぶしがよく回る。それでも決して演歌っぽくならず、飽くまでポップスの気どらなさに徹していて、完全に力が抜けているようで、細部のフレージングには驚くほど技巧が行き届いている。
ちあきなおみは、この「愛と苦悩の日記」で以前にも絶賛していると思うが、改めて良いと感じた。