『魔犬ライナー0011変身せよ』(1972年)

笹川ひろし原案の東映まんがまつり第一作のカラーアニメーション『魔犬ライナー0011変身せよ』(1972年)を半分まで観たのだが、さすがに脚本も演出も動画もひどくて最後まで観るに耐えなかった。
音楽もテンポのいい戦闘シーンとちぐはぐの、いかにも70年代ラウンジミュージック風のjazzyな感覚でまったくのれない。どうやらこのアニメに登場するサイボーグ犬という設定は、後に笹川ひろしが監督をする『新造人間キャシャーン』のフレンダーの原型になったらしい。
4年前の『太陽の王子 ホルスの冒険』と本作を比べると、演出と動画の品質の差は歴然としている。いかに『太陽の王子 ホルスの冒険』が1968年当時としては奇跡的な作品だったかということがよくわかる。
ところで4匹登場するサイボーグ犬のうち一匹の声を、野沢雅子が演じている。彼女の声優としてのキャリアの中では、最初期の作品になるのではないか。