『交響詩篇エウレカセブン』からあえて4話を選べば

「板野サーカス」について教えていただいた読者の方から、『交響詩篇エウレカセブン』から4話だけ選んでほしいと要望があった。アニメを見慣れている人たちにとっては、山場を見れば「溜め」はおおむね想像がついてしまうらしい。
全話の内容を正確に思い出せる自信はないが、何とか4話選んでみよう。
まず第2話。主人公の少年レントンと、少女エウレカが、協力して巨大人型ロボット「ニルヴァーシュ」を動かすと、とんでもない超常現象が起こるという重要なパターンが初めて登場する。
第11話。レントンとエウレカの関係の悪化が描かれると同時に、ニルヴァーシュ type ZEROの好敵手ニルヴァーシュ type The Endとその操縦者である少女アネモネが登場する。また、初めて巨大な知的生命体コーラリアンが出現する。
第19話。エウレカが自殺未遂する回なので省略できない。
本当はここから第29話までは全話観てほしい。この「愛と苦悩の日記」でも何度か触れているビームス夫妻とレントンの挿話があるためだ。また、第20話の戦闘シーンは『新世紀エヴァンゲリオン』のエヴァ初号機の暴走を想起させる。
逆に、第19話から第29話までを全回観ないのなら、むしろまったく観ない方がいい。
第35話。たしか「板野サーカス」を堪能できる回だったと記憶している。それ以上に、ヴォダラク教徒の高僧ノルブ、知的生命体コーラリアンの殲滅をたくらむデューイという、2名の重要人物と、月光号のメンバーが一同に会するので、重要な回。
第42話。知的生命体コーラリアンと人類の共存を実現する鍵となる、地下にある「異世界」が、実は一万年前の地球であるということが判明する回。
第50話。最終回。
結局6話になった。ここから2話を削るとすれば、第11話、第35話だろうか。ただ、『交響詩篇エウレカセブン』の物語世界の細かな設定は、用語も含めて『新世紀エヴァンゲリオン』よりも複雑なので、全50話から4話だけを抜き出すこと自体に無理がありそうだ。本格的なアニメファンは僕とは違うのかもしれないが。