あいた口がふさがらない『日経ビジネス』の女性活用特集

『日経ビジネス』2006/05/15の特集は「できなければ会社は潰れる 女性の活用待ったなし 均等法20年の懺悔と覚悟」だが、男性読者中心の経済紙が、たま~に思い出したように打つこの手の女性活用特集を読むと、暗澹たる気分になる。
すべてが建前なのだ。この特集の最後の最後を読めば分かる。
「左のグラフが示すのは、『仕事と家庭の両立支援』を講じれば働く女性は着実に増やせること。後はやるかどうか。問われているのは、男の度量だろうか」(p.41)
結局すべての問題が「男の度量」のひとことに集約されてしまうのだ。つまり、女性の働く機会の平等は、女性自身がはじめからもっている権利ではなく、男性がその寛大な心、つまり「男の度量」で女たちに恵んでやるものなのだ。
こんな考え方をしている限り、『日経ビジネス』はいくらこんな特集を組んだって、何の説得力もないのだ。