日曜日夜の旅番組に『エウレカセブン』のコテコテBGM登場

土曜日の夜7時、いつも見ている『鉄腕DASH』が憎き野球中継でつぶれていたので、テレビ朝日『旅の香り』という野際陽子司会の番組を流しながらネットをやっていた。すると、お笑い芸人のヒロシが京本正樹と京都を旅するコーナーで、二人が一般の花見客に混じって楽しむ場面のBGMに『交響詩篇エウレカセブン』の劇伴奏曲が流れたではないか。
第17話「スカイ・ロック・ゲート」で、主人公の少年レントンたちが乗る月光号という戦艦の、リフレクション・フィルムと呼ばれる装甲の材料となるスカイ・フィッシュという生き物を捕獲する場面がある。
月光号という戦艦は普通に燃料をつかって飛ぶ以外に、アニメーションの舞台設定である1万年後の地球上の大気に漂っているトランサパランサ・ライトパーティクル(トラパー)という微粒子の浮力を利用して飛行することもできる。
一種のゲリラ部隊である月光号は正規軍と違って戦闘資金が潤沢なわけではないので、燃料を節約するためにできるだけトラパーの浮力を利用して飛ぶために、戦闘で破損したリフレクション・フィルムを修繕する必要があったのだ。
このリフレクション・フィルムの原料がなぜスカイ・フィッシュという生物なのかと言えば、スカイ・フィッシュはトラパー濃度の高い空域に棲息する生物で、体がトラパーの浮力を最大限に利用する組織で出来ているためだ。
そしてこのスカイ・フィッシュという生物は、理由はさだかでないが、人間たちが楽しい気持ちになっているところへ好んで集まってくる。そのためにフィルム職人は月光号の乗組員を誘って、お酒も入れてドンチャン騒ぎをするのだが、そのBGMとしてフィルム職人が流す曲が、『旅の香り』のBGMとして使われていたのだ。
月光号の乗組員はテクノ好きばかりなので、ブラスバンドが演奏するこのコテコテのずっこけ風BGMに「ダっせ~」という感想を漏らすのだが、このBGMは僕の旋律の記憶に間違いがなければ『交響詩篇エウレカセブン ORIGINAL SOUNDTRACK1』に収録されている「永い旅路」「望郷」と同じ旋律の編曲違いである。
しかし『ORIGINAL SOUNDTRACK1』にこの編曲違いのずっこけ風BGMは収録されていない。では『ORIGINAL SOUNDTRACK2』に収録されているかと言えば、それらしき題名の曲が見つからないのでレンタルして聴いてみないことには分からない。
たった一曲のBGMについてこんなに長々と説明することもないのだが、ただ、テレビ番組の音響効果担当は、他局(毎日放送)アニメーションのBGMまでちゃんとチェックしているんだなぁと感心したので、少し突っ込んで書いてみた。
ちなみにこのずっこけ風BGMは『交響詩篇エウレカセブン』放送中に日曜日夜23:30から放送されていた『RADIO Ray=out』では毎週お知らせのコーナーで使われていたので、『エウレカセブン』ファンにはお馴染みのほのぼの曲である。
...いつの間にか僕が『交響詩篇エウレカセブン』のファンになっているように読めるかもしれないが、決してそんなことはない。