自動化機能の豊富な開発基盤の是非

■そういえば昨年、東京ビッグサイトで開催されたNECグループの展示会「C&Cユーザーフォーラム & iEXPO 2005」に出かけたとき、J2EEのStrutsフレームワークを基盤とする開発環境が展示されていた。ぱっと見たところ、以前の勤務先で導入が決まったNEC情報システムズの「Orteus(オルテウス)」という開発基盤と酷似していたので、説明員の方に声をかけて詳しい話を聞いてみた。
一通り説明を受けた後に「Orteusとよく似ていますね」と言ったところ、言葉を濁されてしまったのだが、業務プロセスのモデリングツールにIDS Sheer社製の「ARIS」を使っている点、データベース定義の自動生成にMicrosoft Excelを利用しない点など、細かな点を除くと、コンセプトと開発の流れはほぼ「Orteus」と同じで、驚いてしまった。
「Orteus」の方は業務プロセスのモデリングに「ARIS」よりはるかに安価なMicrosoft Visioを利用していたので、「Orteus」は開発コストを抑えたい企業向けという位置づけなのかも知れないが、典型的なグループ内競合というやつだ。
ただ個人的には、基幹システムを開発する開発環境に、Strutsなどのはやりすたりの激しいフレームワークに依存した「画面の自動生成機能」や「データテーブルの自動生成機能」などを機能として付けることが正しいのか、疑問に感じる。
WebSphereやWebLogicなどのミドルウェアが、製品ラインナップの一部として持っている開発環境にとどめておくのが正しいのではないかと考える。開発環境の「自動化機能」に依存した開発を進めると、基幹システムの保守が開発環境のバージョンアップやセキュリティパッチなどの状況に依存してしまう。豊富な「自動化」機能が売りの開発環境は、基幹システムの開発環境としては、あまり筋が良くないのではないか。

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