CodeCharge Studioというすごい開発環境

■先日、Visual Studioが最新バージョンにして、まだWebデータベース・アプリケーション開発ツールとしてその生産性に満足できないと書いたが、かなり筋の良い開発ツールが見つかった。CodeCharge Studioというツールだ。詳細は販売代理店であるこちらのAG-TECH社のページをご覧頂きたい。試用版だけでなく製品マニュアルをダウンロードすることもできるので、購入する前にじっくり機能の詳細を調査できるのがありがたい。
最初はGoogleで「PHP 開発環境」というキーワードで検索していたので、こちらの株式会社アシアルのWebサイトが見つかった。しかしよく製品情報を見てみると、Active Server Pages、.NET(VB, C#)、PHP、Perl、JSP、Java Servletのどれを使ってもコーディングできる上、データベースに接続した検索フォーム、グリッド表示、レコード更新・挿入フォームなどのコードが、簡単なウィザードで自動生成され、既存の「テーマ」から選択するだけで画面のデザインを統一できるという。
試用版をダウンロードし、こちらも無償でダウンロードできるスタートアップガイドを見ながら、PHPで付属のサンプルデータベースを使った検索、グリッドフォームを作ってみたが、異常なほど簡単で驚いてしまった。開発環境そのものの挙動も、肥大化したVisual Studioより軽いし、ローカルの動作検証用WebサーバでPHPスクリプトもちゃんと動作確認できる。
認証機能もコーディングなしで実装でき、ログインID、ユーザ名、パスワードの格納されたデータベース・テーブルの存在が前提となっているだけ、Visual Studio 2005のまどろっこしいASP.net管理ツールなどよりはるかに分かりやすく、業務システムの開発現場が何を求めているのかということをよく理解して作られたツールだと感じた。
業務システムを開発する場合の実装段階は、まずデータベースの実装があり、その後に業務ロジックの実装が始まるのである。すでに実装されたデータベースの存在を前提としたCodeCharge Studioのウィザードは、業務システムの開発現場にとって理にかなった流れになっている。
インストールの時間にしてもVisual Studioは完了まで30分かかったのに対して、同じ性能のマシンでは数分で完了してしまう。しかも対応している開発言語はCodeCharge Studioの方が幅広い。独自のクラスライブラリの体系も、マイクロソフトのものに比較してCodeCharge Studioの方がはるかにシンプルで、必要最低限のものがそろっている。
Webデータベース・アプリケーションを開発するという点に特化していえば、CodeCharge Studioの方が議論の余地なく優れていると言えるのではないか。こういうツールの存在をいままで知らなかったのは、僕が単に不勉強だったせいなのかもしれないが、十分な複数製品の比較なしに知名度だけでVisual Studioを使っているWebデータベース・アプリケーション開発者は不幸だ。