2週間近くぶりの更新

■気が付くともう2週間近くも更新していない。最近、このブログの存在意義とはなんだろうかと考えることがしばしばある。「think or die」の前身である「水のテマティック」をはじめたころは、まだ個人でホームページを開設することが珍しく、インターネットでものを書くこと自体に希少価値のようなものがあったし、インターネットでものを書くことが僕にとって精神安定剤の役割を果たしていたこともある。
でも、やはりそれなりの年齢になってくると、ある程度の匿名性が確保されているとはいえ、インターネットでも考えたままに批評・批判をくりひろげることが難しくなってくる。また、そもそも自分自身が、そのような批評・批判をすることができるような、ご立派な人間か、という考えも強くなってくる。
さらに、以前は自分の考え方の独自性をある程度信頼できたけれど、最近ではすっかり「常識人」に堕してしまっているという自覚もある。自分の考えることが、いろんな面で凡庸に、無難になってきているのだ。
そうしなければ中間管理職の会社員としての日常生活が成り立たないというのが、そのもっとも大きな原因だろう。正しいことを正しく主張することで、かえって自分が窮地に追いこまれるというのは、組織で生活する限り、永遠の真理のようなものだ。
するといきおい、この「愛と苦悩の日記」からは「苦悩」が消え去り、音楽や映画に対するディレッタントで皮相な「愛」だけが残り、つまらない記事ばかりになってしまう。
いちどこのWebサイトをご破算にして、連続性がまったくわからないように、他のどこかのプロバイダーでいきなり新しいWebサイトを始めたい、そういう誘惑にも駆られる。
本当にそうするかどうかはまだ分からないが、そうなったら、ネットの広大な海の中から、どうか自力で「think or die」の後継サイトを見つけ出していただきたい。