美談の誘惑

■某公共放送の有名番組で、取材情報を大幅に誇張し、虚構までまじえた番組を作ってしまったということで問題になっているようだ。今回は公共教育機関が舞台ということで、虚構が明るみに出たのではと考えると、果たして企業を舞台にしたこれまでの同番組の、数々の美談や成功プロジェクトの物語が、いったいどこまで本当だったのか、きわめて疑わしくなってくる。
企業であれば、番組内容の修正そのものがネガティブ情報になって、さまざまな影響を与える可能性があるので、放送局が虚構をふくむ過剰な演出をやらかしたとしても、なかなかその修正を言い出しにくいだろう。いずれにせよ、あの番組は話半分に楽しまなければならない。