戦闘的少子化対策論の誤り

■どうやら今日で日本経済新聞朝刊一面の『少子化に挑む』という連載コラムが終わったようだが、少子化問題に対して「挑む」とか「闘う」などという勇ましい筆致であることに僕は強い違和感を抱く。
少子化問題については別に誰かが何かの規制や障害に対して挑んだり闘ったりしているわけではなく、不妊治療の保険適用を求めている人たちなど少数の例外を除けば、単に消極的な理由で子供をなんとなくもたない、なんとなく結婚しないほうが楽だという人たちの行動が、原因の大部分を占めているのだ。
問題の取り上げ方からしてすでに日本経済新聞は間違っているのであって、政府や官僚も同じ間違いをしているから少子化問題は一向に解決しないのだ。自らのアプローチの間違いに気づかない限り、日本経済新聞のコラムがいくら吼えたって本質的な問題提起にさえならない。そのことに気づけないのは、やはり日本経済新聞という会社や記者の皆さん自身が、少子化問題を他人事としてしか論じられていない何よりの証拠だ。

戦闘的少子化対策論の誤り」への0件のフィードバック

  1. かなり気になる○X○X!

    不妊治療 (日経新聞特集より)

    今日経新聞の1面特集”で少子をに挑む”〜はぐくむ覚悟〜という記事が
    ずっと組まれていた。
    少子化に関するスポットライトが当たるのは子供が結婚したら当然産まれて来るものだという
    前提での話ばっかで、日本で40万人以上いてる不妊治療を進めている
    人達のことにはほとんど触れられていない。
    予備軍を含めるととんでもない人数になると思うんだがなぁ〜。
    まぁ、事故や病気と一緒で自分が当事者にならないといかない
    辛くて大変なもの…