エスカレートするJR西日本たたき

■予想どおりJR西日本天王寺車掌区の休暇中の社員が、JR福知山線脱線事故当日にボウリング大会をおこなっていたことに対する下品なバッシングが、昼間のワイドショーを中心として、『報道ステーション』のようなプライムタイムのニュースでまで高揚してきた。
こうなると単なる「日本人ぐるみのJR西日本いじめ」になってくる。一般大衆が勘違いの正義感をふりかざして、JR西日本をたたくことはすべて正当化されてしまう。いかにも日本的な陰湿な社会的いじめである。
休暇中の天王寺車掌区の社員がボウリングに興じていたことで、非人間のような非難をあびなければいけないのなら、事故現場に駆けつけなかったJR西日本社員全員が同罪だという暴論になる。
ボウリング大会がダメなら、自宅でテレビゲームをやっていた休暇中の社員はどうなのか、愛知万博に出かけていた社員はどうか、スーパーで買い物していたくらいなら許されるのか。それとも今回の事故で遺族全員との和解が成立するまで、JR西日本社員は勤務時間外まで全員首をうなだれて生活しろということか。
たまたま連休で昼間のテレビのワイドショーを目にしたのだが、JR西日本という格好の獲物が登場したのをいいことに、ここぞとばかりに日本人が、各種報道機関の記者たちも含めて、飢えた正義感を癒そうと義憤を噴出させている。
この集団心理こそ、安全性を軽視するとともに、運転士の人間的側面(人間かならず失敗する)を無視したJR西日本の企業体質と同じ根っこである。日本人はどうやら、今回の大事故の失敗から何ひとつ学べそうにない。

エスカレートするJR西日本たたき」への0件のフィードバック

  1. Master's Blog

    体質的なもの

    まさに、その通りだ!人死にが出たからといって、社員が遊びの意欲を減退させなければならない理由はない。ましてや休暇中である。言うまでもなく一連のマスコミの愚にもつかぬおしゃべりの裏には、「これだけ大勢の人間が死んだのだからお前ら神妙にしとらんかい」といった甚だ日本的な押しつけがましさがある。ところがマスコミ自身は全く神妙にしないどころか、関係者の心痛も考えずに突撃インタヴューにうつつを抜かしているのである。これをマス「ゴ」ミと言わずしてなんと呼ぼう。今回の騒動は、改めてそうしたマスゴミの体質を顕わにし…

  2. くぼっすの(謎

    2005/5/6

    お休み。
    本当は出勤する予定だったのだが、いつの間にか休みにされてました(^^ゞ
    まぁ、手のこともありちょうど良かったな。
    連日脱線関連のニュースがありますがちょいとおかしくはないですかね?
    その辺のモヤモヤをうまく説明してくれてる所があります。
    http://tod.cocolog-nifty.com/diary/2005/05/post_1268.html
    http://tod.cocolog-nifty.com/diary/2005/05/jr_0c25.html
    http://to